海外でもIP電話アプリは使える?利用メリットや注意点を解説

海外出張などで、「コストを抑えつつ本社や取引先と連絡を取りたい」そんなときに役立つのがIP電話アプリです。インターネット回線を使うIP電話なら、海外にいても日本で利用するのと同じ感覚で発着信でき、国際電話に比べてコストも抑えやすいのが特徴です。

とはいえ「本当に海外でも問題なく使えるの?」「通信料金は高くならない?」といった不安を感じる人もいるでしょう。また、ビジネス用途の場合は、海外の拠点や出張中の社員といかに効率よく連絡を取れるかも気になるかもしれません。

そこで今回は、海外でIP電話アプリを利用できるのか、利用するメリット、利用時の注意点を分かりやすく解説します。

背景

海外でIP電話アプリは使える?

結論から言うと、IP電話アプリは海外でも利用できます。

多くのIP電話サービスは、海外にいても日本で使っている番号のまま発着信できるため、出張や旅行中でも国内と同じように通話が可能です。

では、なぜ海外からでも問題なく使えるのでしょうか。その理由を以下で分かりやすく解説します。

IP電話アプリの基本的な仕組み

IP電話アプリは、携帯キャリアの音声回線ではなく、インターネットを通して音声データをやり取りする仕組みで動いています。そのため、Wi-Fiやモバイルデータ通信によりインターネット回線を利用できれば、場所に関係なく通話が可能です。

もちろん、海外に滞在していても、現地のインターネット環境さえあれば、IP電話アプリならば日本の番号をそのまま利用できます。例えば、自宅のWi-Fiでも、海外ホテルのWi-Fiでも、通信の仕組みは変わらないためです。

IP電話アプリでは、具体的に次のような処理が行われています。

  • 音声をデジタルデータに変換して送信する
  • 受信したデータを音声として再生する
  • 全てインターネット経由で行われる

そのため、日本の電話番号を持ちながら海外で通話するという使い方が可能になります。

海外でIP電話アプリを利用するメリット

海外でも利用できるIP電話アプリは、コスト面・利便性・ビジネス用途のいずれにおいても大きなメリットがあります。

ここでは、その中でも代表的なポイントを紹介します。

コスト削減につながる

一般的な携帯キャリアの海外ローミングを利用すると、発着信のたびに高額な通話料金がかかる場合があります。しかし、IP電話アプリは通話をインターネット経由で行うため、キャリアのローミング料金に依存しません。

  • Wi-Fi接続中なら追加料金なし
  • モバイルデータ通信でも、データ容量の消費のみ(音声通話はデータ量が小さい)
  • 海外から日本へ発信しても、日本国内の通話料金で利用できる場合がある

例えば、海外支店との通話や日本の顧客とのやり取りが多い場合、IP電話アプリを使うことで大幅なコスト削減につながります。

インターネット環境があればどこでも通話できる

IP電話アプリは、携帯の電波に依存せずインターネット回線を使用できます。そのため、Wi-Fiがあれば世界中どこからでも発着信可能です。海外出張中でも、例えばホテル・カフェ・空港などインターネットが使える場所であれば利用できます。

この特徴により、IP電話アプリには以下のような利便性があります。

  • 同じ電話番号で通話できる(050番号なら地域を問わず利用可能)
  • 移動中でも、インターネットさえあれば連絡が取れる
  • 海外にいながら、日本のオフィスと同じ電話環境を再現できる

このような点からも、IP電話アプリは海外利用でメリットがあるといえるでしょう。

同じIP電話アプリの利用者同士なら無料で通話になることも

IP電話アプリの多くは、同じアプリ利用者同士の通話を無料で提供しています。アプリ間で音声データを直接やり取りする仕組みのため、キャリアの通話網を使わず追加料金が発生しません。

このIP電話ならではの特徴は、例えば海外にいる社員と日本国内の社員が頻繁にやり取りするケースや、海外拠点との定期的な会議などにも便利です。

  • アプリ間なら通話料ゼロ
  • 海外拠点との連絡コストを抑えられる
  • ビデオ通話機能やチャット機能も利用できる場合が多い

海外拠点を持つ企業や、海外出張が多い職種では、大きなコスト削減につながるメリットです。

海外でIP電話アプリを使う際の注意点

IP電話アプリは海外でも便利に使えますが、利用環境によっては注意すべき点があります。

ここでは、海外で利用するときに特に気をつけたいポイントを整理します。

通話品質はインターネット環境次第

IP電話アプリの通話はインターネット回線を利用するため、通信環境が悪い場所では音声が途切れたり、遅延が発生したりする場合があります。

例えば、以下のような通信環境が悪いケースでは、通話品質が落ちる可能性があります。

  • 海外のホテルや空港の混雑しているWi-Fi環境
  • 多くの人が利用して速度が不安定な公共Wi-Fi
  • 電波が弱くモバイルデータ通信も不安定になりやすい地域

ビジネス利用では、音声が乱れると大きな支障が生じます。そのため、使用前に通信環境を確認することが重要です。

データ通信の費用に注意が必要

IP電話アプリはWi-Fi環境であれば追加費用はかかりませんが、海外でモバイルデータ通信を使う場合には注意が必要です。

海外で日本のキャリア回線をそのまま利用すると「海外ローミング」が適用され、高額な通信料になるケースがあります。通話自体は少ないデータ量でも、長時間利用すれば消費量が増え、請求が大きくなる可能性があります。

また、現地のプリペイドSIMやeSIMを使う場合も、データ容量に上限があるため、使いすぎると速度制限や追加チャージが必要になることがあります。

こうしたトラブルを避けるため、以下の対策を取っておくと安心です。

  • ローミングをオフにしておく
  • できるだけWi-Fiを利用する
  • 現地SIMやeSIMを使う場合はデータ残量をこまめに確認する

セキュリティ対策が必要

海外では、カフェやホテルなどの無料Wi-Fiを利用する場面が多くなりますが、これらのネットワークはセキュリティ面で注意が必要です。暗号化されていないWi-Fiでは通信内容を盗み見られる可能性があり、悪意ある第三者が作った不正なアクセスポイント(いわゆる“偽Wi-Fi”)に接続してしまうケースもあります。その結果、IP電話で行ったビジネス通話の内容が漏洩するリスクもゼロではありません。

こうしたリスクを避けるには、以下の対策を取ることが重要です。

  • VPNを利用する
  • 信頼できるWi-Fiのみ接続する
  • 重要な通話はできるだけ安定したネットワークで行う

海外でIP電話アプリを使う際は、このように通信環境とセキュリティを意識しておくと安心です。

海外に電話をかける際もIP電話アプリは便利

IP電話アプリは、海外からの利用だけでなく、日本から海外へ電話をかける場合にも活用できます。

通常の国際電話は通話料金が高くなりがちですが、IP電話アプリならインターネット通信を利用するため、比較的低コストで通話できる点が大きなメリットです。

また、IP電話アプリによっては、国際通話に対応した料金体系や、国や地域ごとに利用しやすい通話レートが設定されている場合もあり、通常の国際電話よりコストを抑えやすい点もメリットです。そのため、海外拠点との定期的なやり取りにも向いています。

インターネット環境さえあれば、時間や場所にとらわれず通話できるため、ビジネスで海外と連絡を取る場面でも役立ちます。

ビジネス用途ならクラウドPBXの導入も便利

海外での通話が多いビジネスシーンでは、IP電話アプリだけでなく、クラウドPBXの導入も検討しておきたい選択肢です。

クラウドPBXなら、オフィスの電話番号をスマホやPCでそのまま利用でき、海外出張中でも国内と同じ環境で対応できます。

関連記事:「クラウドPBXを海外で利用するメリットと注意点を解説!クラウドPBXの選び方は?

クラウドPBXが海外での利用におすすめの理由

クラウドPBXは、海外出張や海外拠点とのやり取りが多い企業にとって、通信コストと業務効率の両面でメリットがあります。クラウドPBXが、海外利用で特に役立つポイントを簡潔にまとめます。

  • 海外でも日本の会社番号で発着信できる
    スマホやPCから、どこにいても代表番号をそのまま利用できるため、海外出張中でも国内と同じ体制で電話対応できます。
  • 海外拠点や出張中の社員とも内線通話が可能
    国内外問わず通話を内線化でき、出張中の社員や海外拠点とも無料でスムーズに連絡を取り合えます。国際電話のコスト削減にも効果的です。
  • 国際通話料を大幅に抑えられる
    インターネット回線を利用して通話するため、従来の国際電話よりも通話コストを抑えて運用できます。
  • 複数拠点の電話環境をまとめて管理できる
    設定変更や端末追加をWeb上で行えるため、本社から一括管理が可能。海外拠点に専任担当者を置く必要もなくなります。

このように、クラウドPBXには海外利用におけるさまざまなメリットがあります。海外でも国内と変わらない電話環境で通話を行いたい企業にとって、クラウドPBXは頼もしい選択肢といえるでしょう。

おすすめのクラウドPBX「03plus」

海外でも利用できる便利なクラウドPBXをお探しなら、03plusがおすすめです。

03plusは、全国主要46局の市外局番付き電話番号を取得でき、会社の固定電話番号をスマホやPCでそのまま使えるサービスです。申し込みから利用開始までWebで完結でき、小規模オフィスから複数拠点まで柔軟に対応できます。

03plusには、ビジネスの通話業務を効率化できる機能がそろっています。

  • 会社番号をスマホで発着信:外出中や在宅でも会社番号で通話でき、電話番のために出社する必要がなくなります。
  • IVR(自動音声応答)に対応:「1番:〇〇部」「2番:△△部」と自動で振り分けられるため、一次対応を効率化できます。
  • 留守レポで不在時も自動対応:留守番電話のメッセージ内容を社内チャットに自動送信し、折り返し漏れを防げます。
  • クラウドFAXや通話録音など周辺機能も充実:FAX業務や問い合わせ対応の記録管理など、社内の情報共有がスムーズになります。

03plusは多機能でスマホさえあればすぐに使い始められるため、海外利用はもちろん、社員の負担軽減や業務効率化を実現できます。

03plusは、Wi-Fiや4Gなど安定したインターネット回線があれば海外でも発着信が可能です。ただし、海外利用については、以下のような注意点もあります。

  • 国や地域によっては通信が不安定で発着信ができない場合がある
  • 国外サーバーへのアクセスが制限されている国では利用不可
  • IP電話を規制している国では使用できない場合がある
  • 国際電話の発信には対応していない(受信は可能)
  • 海外利用はサポート対象外

そのため、「海外の外線番号へ発信したい」という用途には適していません。03plusは、海外拠点の内線化や、海外出張中の社員との連絡手段として活用するというケースに向いています。

海外出張が多い、海外に拠点がある、これから海外にもビジネスを広げていきたい、03plusはそういった企業をサポートするのにうってつけのクラウドPBXといえるでしょう。

まとめ

今回は、海外でIP電話アプリを利用する際のポイントや、ビジネス用途で役立つクラウドPBXについて解説しました。

IP電話アプリは、海外でもインターネットを利用して通話できる利便性があり、コスト面でもメリットがあります。一方で、国や地域の特性、通信環境やセキュリティ面には注意が必要です。

海外出張や海外拠点とのやり取りが多い企業であれば、クラウドPBXの導入もおすすめです。クラウドPBXサービスの03plusならば、国内外を問わず会社の代表番号をそのまま利用できます。海外出張中の社員や海外拠点との連絡が取りやすくなり、ビジネスをスムーズに進められます。豊富な機能も搭載されていますので、業務効率化やコスト削減を実現したい企業にも向いているクラウドPBXです。自社の業務環境や利用シーンに合わせて最適な通話手段を選びたいとお考えなら、ぜひ03plusをご検討ください。

固定電話がスマホで使える。IP電話なら03plus

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