「かけ放題」があるIP電話サービスとは?メリット徹底解説
企業が業績アップを目指すうえで重要なことのひとつにコスト削減があります。なかでも、特に通話にかかるコストに頭を悩ませている企業は多いのではないでしょうか。
コストを抑えるためにさまざまなサービスを調べた結果、「かけ放題を利用すれば安くなる?」「IP電話サービスにかけ放題はある?」といった疑問を持っている担当者もいらっしゃるでしょう。
今回は、IP電話サービスのかけ放題について、かけ放題を利用するメリットを解説し、かけ放題を始めとしたさまざまな機能を持つIP電話サービスを紹介します。
IP電話とは
IP電話はインターネットを利用して通話を行うサービスです。アナログ回線を利用する従来の固定電話と異なり、面倒な工事をしなくても、インターネット環境さえあればすぐに導入できます。また、使用できる端末は固定電話機のみではなく、スマホ・PC・タブレットなども利用可能です。例えば、アプリをインストールしたスマホを使って、外出先から会社代表番号を使って発着信できます。そのため、場所を問わず電話対応できるのが魅力です。
飲食店の電話番号として使用されることが多いですが、近年では会社代表番号にIP電話を利用するケースが増えています。これは、IP電話の利便性や機動性はもちろんですが、従来の固定電話と異なり、さまざまな機能を利用できることも関係しています。IP電話はインターネットを利用するサービスであるため、ビジネスITツールなどとの相性が良く、業務効率化やコスト削減などを実現しやすいのです。
実際に、IP電話の特性を活用してビジネスを拡大している企業は増えています。
IP電話に「かけ放題」はある?
電話サービスというと気になるのが通話コストです。
通話コストを抑えたい場合、例えば携帯電話ならオプションに「かけ放題」があり、一定条件の通話を定額で利用できます。
実は同様に、IP電話でもベンダーやアプリによっては、通話コストを大幅に引き下げられるかけ放題を利用できるものがあります。
有料IP電話サービスのかけ放題オプション
有料IP電話は、ベンダーごとに提供されているサービス内容が異なります。
中には03plusのように、「10分かけ放題」といったオプションを用意しているベンダーもあります。10分かけ放題は、10分以内の通話であれば通話料金が無料になるサービスです。オプション料金として月額1,000円かかりますが、10分以内の通話を何度もするケースではお得なサービスといえるでしょう。
数は多くありませんが、他のベンダーでも、03plusのようにオプションにて通話コストを下げられるかけ放題オプションを設けているところがあります。自社に合ったものを選んでみましょう。
無料IP電話ツール
有料IP電話サービスとは別に、無料IP電話ツールを使う方法もあります。無料IP電話ツールとは、LINEやSkypeなどの電話番号不要型のアプリのことです。電話番号不要型ツールは、基本的に通話機能を無料で利用できます。
ただし、有料IP電話と違って電話番号がないため、固定電話番号や携帯電話番号などに発信できません。あくまでも同一ツール間のみの通話しかできないので注意しましょう。
また、音声品質はそれほど良くないため、ビジネス用途としては向きません。どちらかというと、個人向けのツールです。
IP電話はかけ放題でどれくらい安くなる?
IP化が進んだとはいえ、電話業務は企業にとって欠かせないものです。毎日使うものですから、かかる通話コストはどの企業にとっても気になるポイントではないでしょうか。
IP電話サービスのオプション機能である、かけ放題を使った場合、果たしてどれくらい通話料金を安くできるのでしょうか。
03plusの「10分かけ放題」の場合
前述の通り、有料IP電話サービスである03plusには「10分かけ放題」というオプションがあります。これは月額1,000円支払うことで、1通話あたり10分までの通話が無料になるオプションです。このサービスを利用した場合と利用しない場合では、月間通話料にどれくらいの差が出るのか見てみましょう。
03plusの基本料金プランの通話料は、20円/30秒です。仮に9分通話した場合は360円かかります。これを1日10通話行うと、30日間で10万8,000円かかる計算になります。
10分かけ放題を上記と同一の通話頻度・時間で行った場合はどうなるでしょうか。10分まで無料になるため、1日10通話行ったとしても0円、30日同じように通話しても0円となります。つまり、10分かけ放題を利用する場合、オプション利用料の1,000円と基本の月額料金しかかからないわけです。
短い通話を何度も行うようなケースであれば、驚くほど通話コストを抑えられるのがお分かりいただけますでしょうか。利用状況によっても異なりますが、かけ放題を活用すれば通話コストを大幅に抑えることができます。
03plusについて詳しくはこちらかけ放題はどういう企業におすすめ?
前述の03plusにおける例の通り、かけ放題へ加入することで通話コストを大幅に下げられることが分かりました。では、どのような企業だと、かけ放題オプションを有効に活用できるのでしょうか。
最も有効に活用できるのは、短時間の通話を何度も行うようなケースです。例えば複数の取引先があって、発注や受注のために短い電話を何度もする場合は、かけ放題で通話コストを大幅に抑えられるでしょう。
また、社員数が多くてそれぞれが短い電話を何度もするケースでもコスト削減効果を実感しやすいです。
ただし、10分かけ放題の利用には注意点もあります。通話目的ではないにも関わらず、10分以内の通話を著しく繰り返す場合は、基本通話料金が適用される場合があります。また、1日に何度も通話を行って回線を著しく圧迫するようなケース(1ヶ月で1日平均30回以上が目安)でも、10分かけ放題が解除されます。
一般的な利用をしていれば、このようなことはありえません。しかし、テレアポなどで大量にコールするような使い方をすると、10分かけ放題の利用制限がかかりますのでご注意ください。
ベンダーによって制限される条件が異なりますので、お得に利用するためにも、契約前には利用条件を確認しておきましょう。
IP電話のさまざまなメリット
IP電話でかけ放題を利用すれば、通話コストを大幅に下げることができます。また、IP電話にはそれ以外にもさまざまなメリットがあります。ビジネス利用をする上で、どのようなメリットがあるのか、以下で具体的に解説します。
初期費用が安い
IP電話は初期費用が安いのが大きなメリットです。
従来のアナログ固定電話の場合、機器の設置や固定電話機の購入、配線工事などが必要で、高額なコストや手間がかかりました。しかし、IP電話はインターネット回線があれば、後はスマホにアプリを導入するだけで利用できます。手間がかからないことはもちろん、機器の設置費用や工事費用が不要です。社員のスマホやPCをそのまま活用できますので、端末購入費用もかかりません。そのため、初期費用を大幅に削減できるのです。
毎月かかる費用が安い
IP電話ならば、毎月かかるコストも抑えやすいです。
アナログ回線の固定電話やビジネスフォンに比べると、インターネット回線を利用するIP電話は通話料金や月額料金を安く抑えられます。かけ放題オプションなどに加入すれば、さらに安く抑えることができるでしょう。社員数が多い、電話をかける回数が多いというケースでは、さらにそのメリットが拡大します。
また、オフィスから外出先の社員へ通話する際のコストも削減できます。IP電話の場合は、スマホ同士を内線化できるため、社員がどんなに離れた場所にいても、どんなに長く通話を行っても無料であるためです。
他にも、従来のビジネスフォンのように、機器のメンテナンスや故障の際の修理が必要ありません。IP電話ならば、定期的にかかっていたメンテナンス・修理費用も削減できます。
人数の増減に柔軟に対応できる
IP電話はインターネット回線を利用するツールであるため、工事不要ですぐに利用できます。スマホさえあれば、アプリをインストールしてすぐに利用できる点も特徴です。そういったIP電話ならではの特性により、電話対応する社員の増減にも柔軟に対応できるのもメリットです。
従来のビジネスフォンの場合、スタッフが増えれば改めて配線工事を行い、固定電話機も購入しなければいけません。しかしIP電話ならば、契約台数を増やしてアプリをスマホにインストールするだけで済みます。工事の手間や機器購入のコストは不要です。
社員数が減ってしまったとしても、ベンダーに連絡してすぐに契約台数を減らせます。余計なコストがかからないため、効率的といえるでしょう。
複数の拠点を1契約で利用できる
複数拠点があったとしても、IP電話ならば1契約で利用できます。
例えば、東京・大阪・沖縄と複数拠点ある場合、従来のビジネスフォンではそれぞれのオフィスに電話環境を構築しなければいけませんでした。しかも、拠点間通話は外線通話なので、通話コストがかかります。さらに、拠点ごとに電話環境のメンテナンスなどを行わなければなりません。
しかしIP電話ならば、そうした面倒なことや無駄なコストは不要です。複数拠点も1契約で利用できますので、拠点間で連絡を取る際には内線として無料通話できます。インターネット回線があれば、国内だけでなく海外であっても無料の内線通話が可能です。もちろん、拠点ごとに電話環境を構築する必要はありませんし、メンテナンスも不要です。企業規模が大きい場合、こうしたIP電話のメリットはかなり有用に感じることでしょう。
かけ放題が利用できるおすすめIP電話「03plus」
03plusは、通話コストを大幅に下げられる「かけ放題」を利用できるIP電話サービスです。03plusには他にも、ビジネスが有利になるさまざまな特徴があります。
取得できる電話番号は「東京03」「大阪06」などを始めとする、主要46局の市外局番付き電話番号です。050電話番号や0120や0800などの着信課金番号も取得できます。
また、番号ポータビリティに対応しているので、条件さえ合えば「移転後も同じ電話番号を使用したい」という希望を実現可能です。
03plusについて詳しくはこちら03plusはビジネスに役立つ機能が豊富にあることも大きな特徴です。以下に、特におすすめのサービスをまとめてご紹介していきます。
・「WEB電話帳」
会社共有の電話帳を持つことができる機能です。顧客や取引先の電話番号をクラウド上で一括管理・共有でき、電話業務を効率化できます。電話番号はスマホ本体ではなく、クラウド上で管理されていますので、紛失や消去といった心配はありません。
・「通話録音」
通話内容を自動で録音し、クラウド上で保管できる機能です。顧客からの大切な通話内容を録音・保存できるため、聞き逃しによるクレームなどのトラブルを回避しやすくなります。また、後で聞き返すことで、顧客対応力向上などにも役立てられます。
・「受付アプリ」
iPadで利用できる受付用のアプリです。会社へ訪問してきた方がアプリを操作することで、簡単に担当者の呼び出しを行えます。企業規模が大きい場合に便利です。
・「クラウドFAX」
大阪市でも導入されているクラウドFAX機能です。アプリやパソコンにてFAXの送受信を行えます。例えば、スマホからカメラで撮影すれば、それをFAXデータとしてそのまま送信できます。受信データはアプリ・PCから確認できるため、印刷の手間やコストがかかりません。
・「IVR(自動音声応答)」
電話着信時に自動音声にて応答を行うサービスです。発信側はプッシュ番号などの操作により、自分に合った着信先へつなげることができます。
・「留守レポ」
自動音声により電話の一次対応を行う機能です。発信者に用件を録音するように伝え、録音データをテキスト化してチャットにて社員に送信します。チャットを確認して必要なときだけ折り返し電話できるので、通常業務に集中しやすくなります。
このように、03plusにはビジネスに役立つさまざまな機能があります。かけ放題により通話コストの削減、便利機能で業務効率化を図り、ビジネスを拡大していきましょう。
まとめ
今回は、かけ放題があるIP電話サービスについて解説しました。
企業にとって、通話コストは地味ながらも頭を悩ませるものです。中には「電話は短時間で切り上げるように」と社員に通達して、通話コストを下げようとするところもあります。しかし、企業にとって電話業務は重要なウェイトを占めているものですから、そういった単純な施策では解決できません。
本記事でも紹介したように、IP電話サービスの中には、かけ放題オプションを提供しているベンダーも存在します。かけ放題オプションを利用すれば、使い方によっては大幅に通話コストを下げることが可能です。
他にも、IP電話にはビジネスに役立つさまざまなメリットがあります。ぜひ、自社に合ったIP電話サービスを探してみてください。
「かけ放題」によって通話コストを下げたいとお考えでしたら、「10分かけ放題」のある03plusを、ぜひご検討ください。
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