バーチャルオフィスでもIP電話アプリで固定電話番号を利用できる?
都内に住所だけを借りることの出来るバーチャルオフィスでも電話サービスを提供しているところがあります。市外局番の固定電話番号も利用できるのでしょうか?
バーチャルオフィスでもIP電話アプリで固定電話番号を利用できる?
バーチャルオフィスが選ばれる際の基準のひとつにその地域のブランド性があります。東京であれば中央区、千代田区、港区、新宿区、渋谷区がオフィスの人気エリアのため、バーチャルオフィスもこのエリアに集中しています。
自前でこのエリアにオフィスを構えようと思ったら毎月高い家賃を払わないといけませんが、バーチャルオフィスであれば月数千円から人気エリアの住所を借りられます。千葉県や埼玉県や神奈川県の自宅で仕事をしながらも、法人の登記住所や名刺等に記載する法人住所として都心の人気エリアを使うことが可能になります。
では、バーチャルオフィスが、東京23区内にある場合、東京「03」の固定電話番号を利用できるのでしょうか?
結論から申し上げますと、バーチャルオフィスの住所は、固定電話番号の利用拠点として認められないという法律があるため、東京「03」などの市外局番の電話番号を使うことはできません。この点が、バーチャルオフィスを利用する場合のデメリットとなります。
では、バーチャルオフィスで提供されている電話サービスがどのような提供形態なのか説明していきます。
バーチャルオフィスで提供される固定電話サービスのパターン例
東京や大阪を中心に20以上ものバーチャルオフィスを展開している某事業者での固定電話サービスの提供形態を例にみていきましょう。
この事業者ではバーチャルオフィスの料金プランが低価格帯から高価格帯の3つに分かれており、「住所貸し」「会議室利用」「郵便物無料転送」「来客対応」は各料金プラン共通メニューとなっています。そして"松竹梅"の各プランによって提供される固定電話サービス内容が異なっています。
- 1.梅(低価格プラン)
月額:4,800円
オプション:なし ※固定電話サービスはなし - 2.竹(中価格プラン)
月額:8,900円
オプション:転送電話、共有FAX - 3.松(高価格プラン)
月額:14,800円
オプション:・転送電話、共有FAX、秘書代行サービス
バーチャルオフィス提供の電話サービスのデメリット
(1)市外局番の固定電話番号が利用できない。
バーチャルオフィスの住所は、固定電話番号の利用拠点として認められないため、市外局番の電話番号は利用できません。
通常は、050で始まる電話番号の利用となります。
050の電話番号で、転送や、さらに追加料金でFAXを利用するかたちになります。
例えば、対外的な信頼性向上のために、東京「03」番号が欲しい場合は、バーチャルオフィスの住所以外の事務所や自宅が東京23区内に必要になりますが、固定電話番号を利用できるサービスを利用する必要があります。
(2)転送通話料で通話料が高くなりがち
通常固定電話機で着信した場合の通話料は相手負担となります。しかし転送電話の場合、転送された着信の通話料は自己負担になるため、転送着信の回数が多ければ多いほど通話料がかかってしまいます。携帯電話宛に転送している場合、通話料は大体17円/1分です。1日15分の転送着信で255円、1か月20日で5,100円の転送通話料がかかるので、決して安くはありません。
(3)バーチャルオフィスの契約が終わったらその番号は使えなくなる
転送電話サービスでは個別の専用番号が提供されますが、バーチャルオフィスからレンタルで提供される番号のためバーチャルオフィスとの契約が終わったらその番号は引き続き利用することができず、番号が変わってしまいます。名刺の擦り直しや取引先への案内周知など、会社の顔となる番号が変わると様々な手間とコストが発生してしまいます。
バーチャルオフィスで固定電話番号を取得するならIP電話アプリが便利
このようにバーチャルオフィスで提供される電話サービスは固定電話番号が使えなかったり、利便性が悪かったりという課題があります。しかしスマホで固定電話が使えるIP電話アプリ「03plus」ならこのような課題を解決することができます。
03plusは東京「03」、横浜「045」、大阪「06」など各都市の市外局番を取得でき、スマホで着信はもちろん発信もできるIP電話アプリです。電話回線ではなくインターネット回線さえあればいつどこでも電話の発着信ができ、その他にも下記のようなメリットがあります。
スマホで固定電話ができるIP電話「03plus」のメリット
- ・月額1,280円の低コストで固定電話番号の運用が可能
- ・転送電話ではないので着信は無料
- ・回線工事も電話機も不要で手間もコストもかけず固定電話番号の取得が可能
- ・ネット環境さえあればいつどこでもIP電話アプリで電話が可能
- ・発信時も固定電話番号から発信できる
- ・オフィスを移転しても番号が変わらない ※同一市外局番エリア内に限ります
- ・インターネットFAXオプションでスマホでFAXの送受信も可能
このように、スマホで固定電話ができるIP電話アプリ「03plus」なら、バーチャルオフィスで提供される転送電話サービスよりも安く、固定電話番号の運用が可能になります。月額1,280円で運用でき、クラウドFAXオプションを利用しても1,930円で運用でき、バーチャルオフィスの転送電話サービスに毎月5,000円近くの費用をかける必要もありません。
また、IP電話とはいえ必要であれば03plusで取得した番号宛の着信を秘書代行サービスに転送させることも可能です。
IP電話というといわゆる「050」番号と連想しがちですが、03plusは契約しているバーチャルオフィス以外の住所が必要になりますが、事務所や自宅の住所に基づき「03」や「06」などの市外局番が取得できます。しかもWeb申し込みで手続きが完結しており、手間をかけず・低コストで固定電話番号取得できるというのは、忙しい個人事業主や開業したての方には嬉しいポイントではないでしょうか。
このようにバーチャルオフィス提供の住所では、固定電話サービスを利用できません。
固定電話番号を利用するには、バーチャルオフィス以外の住所で、IP電話アプリの「03plus」を利用することで、低コストで利便性の高い運用が可能になります。
こちらの記事も読まれています
IP電話とは?固定電話との違いやメリット、おすすめサービスを紹介
IP電話といえば050?03や06などの固定電話番号が使えるIP電話サービスを紹介
IP電話アプリとは?利用メリットと選び方を徹底解説