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 なぜIP電話の通話料は安いのか

IP電話のメリットとしてよく挙げられるのは「料金の安さ」です。そこで、その安さの秘密をIP電話の技術的な仕組みの観点から紐解いていきます。同一プロバイダ同士や同一アプリ同士の「通話料無料」や「固定電話宛の通話料が一律」といった、従来のアナログ電話の通話料とは異なる理由をみていきましょう。

背景

同一IP電話サービス同士で通話料が無料になる仕組み

IP電話サービスはVoIP(音声をインターネット回線上で伝送する技術)を使用しています。
IP電話同士で通話した場合、以下のような流れで通話が実現されます。

  • 1.発信者側から相手を呼び出す信号が発信され、サービス提供者のサーバ経由で、通話相手に信号が送信される
  • 2.着信者側で呼び出し音が鳴り、着信ボタンを押すと通話経路(コネクション)が確立され通話が可能になる
  • 3.通話の音声信号はデータ化され、IPネットワーク経由で相手側に送信され、受信者側で音声信号に復元されて通話が成立する
  • 4.電話を切ると、サービス提供者のサーバ経由で切断信号が送信され、通話経路(コネクション)が解放される

このように、IP電話同士の通話だとIPネットワーク上だけで通信が行われます。他の電話サービスの電話回線を使用していないため、同一アプリ間での通話料が無料となるわけです。

国内加入電話への通話料が一律になる仕組み

IP電話から一般的な電話(固定電話や携帯電話)への通話を行うためにはVoIPゲートウェイと呼ばれる機器が必要となります。
VoIPゲートウェイはIP電話から従来の電話へ、また従来の電話からIP電話へと、それぞれ音声信号の変換を行う役割を果たしています。このVoIPゲートウェイはIP電話のサービス提供業者の設備に配置されている場合もあれば、サービス契約者が自分の電話機に接続する必要がある場合もあります。


従来の加入電話の通話料は通話相手先の距離に応じて変動しました。しかしIP電話サービスの通話料は、インターネット回線を使用するため距離という概念がありません。また、加入電話に対しては、その相手に最も近い場所に設置されたVoIPゲートウェイから発信するため、通話料を抑えることが可能になるわけです。そのため国内加入電話への通話料を一律にすることが可能です。

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