ひかり電話とIP電話の違いって何?
IP電話とひかり電話の違いは何?と聞かれても説明できない方がほとんどでしょう。それぞれのサービスの特長は何なのか、またどちらのサービスの方が料金的にお得なのか、等々の疑問を解決するため、それぞれのメリットとデメリットを確認しましょう。
ひかり電話
ひかり電話はNTTなど電話会社が提供している光ファイバーを利用する電話サービスのことです。固定のインターネット回線を利用しているため通話品質が安定しており、電話回線の敷設が不要のため、導入コストが安いのが特徴です。電話番号は03や06など市外局番から始まるので、従来通りの感覚で電話することができ、アナログ電話で取得した番号を移転して利用することも可能です。通話料は全国一律で3分8円の通話料となり、110や119などの緊急通報用番号や0120のフリーダイヤルにも通話が可能です。光回線の契約が必要ですが、既に契約している方であればひかり電話はオプションで大体500円程度の基本料で契約が可能です。
IP電話
ひかり電話が電話会社が提供しているのに対し、主にISP(インターネットサービスプロバイダ)が提供しているのがIP電話です。インターネット回線を利用して電話をするのはひかり電話とほぼ同様です。電話番号は050から始まり、基本料や通話料も安く、特に提携プロバイダ間同士の通話であれば通話料が無料になるのも魅力です。しかし、インターネット回線を利用しているので、ネットワーク環境の影響を受けやすく、通話品質がひかり電話より劣るというデメリットがあります。また、050番号なので市外局番に比べて認知率が低く信頼性に劣る点も注意が必要です。
それぞれどんな人におすすめ?
光回線を既に契約している方で、アナログ電話で利用していた電話番号を変えたくない方や、遠方によく電話をかける方などはひかり電話がお勧めです。一方、発信先がIP電話が多い方や、発信はあまりせず着信がほとんどという方には、IP電話がおすすめです。
ひかり電話のまとめ
ひかり電話はアナログ電話の番号を継続して使用することができます。また電話料金はアナログ電話と比べて格安になります。FAXも使用可能です。しかし、光回線の契約が必要なため光回線未契約の方は光回線の工事費がかかってしまい、導入費用や基本料がかかってしまうので注意が必要です。また、携帯への電話料金は固定電話とはあまり変わりません。
IP電話のまとめ
IP電話は050から始まる番号になります。提携プロバイダー間であれば通話料は無料になりますが、相手先の電話が固定電話の場合は通話時間に応じて通話料がかかります。また、ご利用のネットワーク環境によっては通話品質が劣ってしまう可能性があるので、事前にネットワーク環境を確認しておくと良いでしょう。また、FAXの使用はできなかったり、050番号の社会的認知度が低いのでビジネス用途で使う場合には注意が必要です。
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