固定電話番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)について

固定電話番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)について

条件次第で固定電話番号も番号ポータビリティできます

条件次第で固定電話番号も番号ポータビリティできます

多くの方がご存じのように携帯電話の契約を別の会社に乗り換える際には、所定の手続きを行うことで、今使用している090や080、070ではじまる携帯電話の電話番号をそのまま移行して、引き続き使用することができます。この移行の手続きを携帯番号ポータビリティ(モバイルナンバーポータビリティ)といい、英語の頭文字をとって、MNPと呼ばれています。携帯電話の場合は格安SIMの利用や各通信キャリアの乗り換えキャンペーンなどでMNPの手続きを経験された方も多いかと思います。

一方で、03や06など市外局番で始まる固定電話番号でも同じように、使用している電話番号を別の会社にそのまま移行する手続きができるかどうかについては、知らないという方が多いのではないでしょうか?

結論から申しますと、固定電話番号の場合でも、条件次第で、別の会社に今の電話番号を移行することが可能です。この固定電話番号を移行する手続きを、固定電話番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)といいます。MNPに対して、LNPと省略されますが、LNPという言い方は一般には普及していないようです。固定電話番号ポータビリティとは、簡単にいうと「条件次第で今お使いの固定電話番をそのままに固定電話会社を変更できる」手続きのこと、です。

なお、NTTのひかり電話契約で取得した、ひかり電話専用番号の場合は、NTTや光コラボ事業者などの間で電話番号を移行することができますが、こちらは、光コラボ事業者の乗り換えなどに合わせて電話番号を引き継ぐ手続き(「転用」や「乗り換え」と呼ばれるもの)となりますので、ここでいう固定電話番号ポータビリティの手続きとは異なったものとなります。

ちなみに、他の種類の電話番号については、0120、0800の着信課金電話番号は別の会社に番号ポータビリティを行うことができますが、050ではじまるIP電話番号は他の通信会社に移行することができません。

実際には、上記で移行可能となっている場合でも、大手通信会社から電話番号を仕入れて再販しているような通信事業者では、これらの手続きを行っていないことがあります。番号移行を行いたい場合は、事前に運営会社に問い合わせなどを行って確認する必要があります。

番号ポータビリティできる固定電話番号の条件

番号ポータビリティできる固定電話番号の条件

固定電話番号は、条件次第で番号ポータビリティができる、と書かせていただきました。ここでは、この条件とは何かについて説明させていただきます。固定電話番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)可能な電話番号の条件は以下の通りです。

NTT東日本・西日本の「一般加入電話」
または
「ISDN電話」で取得した電話番号

※NTT東日本・西日本で取得した電話番号であっても「ひかり電話」で取得した電話番号は固定電話番号ポータビリティできません。
※KDDIやソフトバンクなどNTT東日本・西日本以外の通信会社で取得した電話番号も固定電話番号ポータビリティはできません。

現状、03や06など市外局番で始まる固定電話番号には、次の種類があるということになります。

  1. NTTの加入電話、ISDN電話で取得した電話番号
  2. NTTひかり電話、光コラボのひかり電話で取得したひかり電話専用番号
  3. NTT以外の通信事業者で取得した固定電話番号

上記のうち、固定電話番号ポータビリティができるのは、1.のNTTの加入電話、ISDN電話で取得した電話番号のみということになります。2.のひかり電話専用番号は、NTTから光コラボへ転用、光コラボ事業者間の乗り換えについては可能ですが、ひかり電話以外のサービスや別の通信会社には移行できません。3.のNTT以外で取得した固定電話番号については、別の会社に移行することはできません。

使っている電話番号が固定電話番号ポータビリティできる番号かどうか、よくわからない場合は、現在契約中の通信会社に問い合わせるなどして確認することが必要です。その際には、光コラボへの転用や乗り換えではなく、別の通信会社への移行であることを明確に伝えるようにしましょう。

主な通信会社の問い合わせ先は、以下の通りです。

NTT東日本

https://web116.jp/contact/tel_phone.html

NTT固定電話から:  局番なしの116

携帯電話・PHSなどから:  0120-116-000

NTT西日本

https://www.ntt-west.co.jp/share/inquire.html

NTT固定電話から:  局番なしの116

携帯電話・PHSなどから:  0800-2000116

KDDI

https://www.au.com/support/inquiry/internet/contract/

au one net のお客さま向け:  0077-777(通話料無料)

※上記番号がご利用になれない場合:  0120-22-0077

Softbank

https://www.softbank.jp/biz/voice/otoku/contact/tel/

 「おとくライン」カスタマーセンター:  

0088-221-221 または 0120-917-221

※上記は執筆時点での確認した内容となります。また、通信サービスによっては窓口が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

また、固定電話番号ポータビリティの手続きに最低限必要な情報は、以下の通りです。

  • 固定電話番号
  • 契約名義
  • 設置場所住所
  • 現在の通信会社
  • 現在の通信サービス
  • 子番号の有無など契約状況

これらの情報が不明な場合、手続きできないことがありますので、事前にこれらの正確な情報を、現在の電話会社に問い合わせて確認しておく必要があります。特に、複数番号を利用中で一部の番号のみ移行する場合は契約を分けたり、複数番号が同じ契約になっている場合を不要な番号を解約したり、と移行手続きがスムーズに行えるように事前に整理しておくことが必要なケースもありますので注意が必要です。

移行したいサービスが、クラウドPBXや電話転送サービスなどの場合、そもそも固定電話番号ポータビリティの手続き自体を行っていないことがあります。固定電話番号ポータビリティを行いたい場合は、運営会社に問い合わせを行って確認した方がよいでしょう。

固定電話番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)のこれまでとこれから

以前は、固定電話サービスはNTT(旧日本電信電話公社)しか扱っていませんでしたが、1985年の日本電信電話公社の民営化、それに伴う通信自由化後、さまざまな企業が新規参入しました。

固定電話番号ポータビリティは、利用者にとって、NTT東日本・西日本以外の競争事業者が提供するサービスの選択が行いやすくなるという「事業者選択可能性の確保」、事業者にとっては「競争基盤の提供」など競争政策上の観点などから、2001年3月に導入されました。そのため、現時点では、NTT東日本・西日本の「加入電話」「ISDN電話」の新規契約時に取得した電話番号について利用可能(「片方向型番号ポータビリティ」)となっています。

総務省では、2025年に向けて、番号ポータビリティできる固定電話番号の条件を撤廃し、双方向型番号ポータビリティができるように議論が進んでいます。
参考)
「『双方向番号ポータビリティ」に係る事業者間の検討状況について』 | 総務省
https://www.soumu.go.jp/main_content/000486618.pdf

固定電話番号ポータビリティの手続き

固定電話番号ポータビリティの手続き

固定電話番号ポータビリティの申し込みは、現在利用中の通信会社ではなく、これから移行したい移行先の通信事業者に申し込みを行います。

番号ポータビリティが完了するまでの日数は、申し込み完了後、最短でも6営業日程度、移行元の通信会社によっては、10営業日以上かかる場合があります。また、手続きを開始しても、申し込み情報に不備が見つかった場合などは事業者間の手続きをやり直す必要があるため、さらに日数がかかります。実施する際は、正確な情報をそろえることを心がけるとともに、時間的な余裕をもって手続きを行うことをお勧めします。

固定電話番号ポータビリティを行いたい場合は、移行先の通信事業者に申し込みを行います。固定電話番号ポータビリティの料金および申し込み方法は、移行先の通信事業者の料金体系、申し込み方法に従うかたちになります。

一般的な手続きの手順は以下のようになるかと思います。

  1. 書面等で申し込み
  2. 可否の連絡[申し込みから2~3日後]
  3. 固定電話番号ポータビリティ可能な場合は、実施日時を相談
  4. 実施当日に切替工事[可否の連絡から6~10営業日以降]

切替工事が終われば、固定電話番号ポータビリティの完了です。

NTTから番号ポータビリティを行った場合、電話回線は利用休止となります。利用休止の手続きは移行先の通信事業者が行いますが、回線休止工事費はNTTから請求されます。回線休止工事費は、通常1番号2,000円(税抜)です。詳しくはNTTにご確認するようにしましょう。工事完了前に現在の移行元で電話番号の解約を行ってしまうと、移行できなくなりますので、注意が必要です。また、移行後、電話番号に関連した移行元の通信サービスは自動で解約になることもありますが、念のため、改めて解約手続きが必要かどうか、確認をしておくのがよいでしょう。

固定電話番号ポータビリティ可能な電話番号であれば、一度、別の通信事業者に移行が完了した後、再度、NTTに契約を戻すことが可能です。この手続きを、「アナログ戻し」と呼びます。アナログ戻しの手続きは、一般加入電話の復活、再開として、NTT東日本・西日本にて2,000円~10,000円程度の工事費が発生します。ただし、NTTの収容局が異なった場所に引っ越してしまっている場合は、番号が変更になってしまいます。また、休止期間を更新しないなど、電話加入権を解約してしまっている場合など、同じ番号を継続することはできないケースもあります。詳細については、NTT東日本・西日本にご確認ください。

引っ越しで、固定電話番号が変わってしまう理由と解決方法

東京03番号を使用していて、引っ越しを経験された方は、引っ越しで固定電話番号が変わってしまった、ということを経験されたことがあることも多いかと思います。総務省に掲載されている資料では、東京都23区内はすべて03の電話番号を利用することになっていますが、東京都23区内では、道を一本隔てただけで番号が変わることがあります。

同じ03番号エリアでの引っ越しで電話番号が変わってしまうのは何故でしょうか?

それは、NTTの収容局が変わってしまうからです。NTTでは、東京都23区内に100以上の収容局があり、それぞれの収容局が異なるエリアをカバーしています。固定電話番号は、収容局ごとに管理されているため、別の収容局のカバーエリアに引っ越してしまうと、電話番号が変わってしまうのです。カバーエリアについては、NTT東日本のサイトに掲載されています。
https://www.ntt-east.co.jp/info-st/info_dsl/area.html

よくわからない場合は、局番なしの116に問い合わせを行いましょう。NTTでは収容局が100以上ありますが、そのほかの通信事業者では、NTTの収容局に依存しないサービスを提供していることが多いので、同じ市外局番エリア内の引っ越しでは電話番号が変わらないようになります。このようなサービスを行っている通信事業者に、固定電話番号ポータビリティを行っておくことで、引っ越しても、今の電話番号をそのまま利用することができるようになります。

03plusに固定電話番号ポータビリティする場合の具体的な手順

03plusに固定電話番号ポータビリティする場合の具体的な手順

固定電話番号ポータビリティに対応している通信サービス03plusの場合の具体的な手続きについて説明します。

まずは、移行したい電話番号が、03plusがサービスを提供している市外局番エリアに含まれているか、確認をお願いします。サービス提供エリア外の場合は、申し込みをお受けすることができません。提供エリアについては、以下からご確認ください。
https://03plus.net/#area

次に、ここまで説明させていただいた通り、固定電話番号ポータビリティできる電話番号かどうかの確認を行います。NTT東日本・西日本の「一般加入電話」または「ISDN電話」で取得した電話番号かどうかわからない場合は、利用中の通信会社に問い合わせて確認してください。合わせて、名義、設置場所住所、通信サービス、子番号の有無など正確な情報の確認もお願いします。

提供エリア内で、固定電話番号ポータビリティ可能な番号であれば、お申し込みが可能です。

03plusのお申し込みページにアクセスします。

申し込み
https://03plus.net/order/index.php

まずは、画面の案内に従って、お客様情報などを入力します。

03plusではご利用にあたり、本人確認書類のご提出が必要となっています。詳しくは、こちらをご確認いただき、ご準備をお願いいたします。

次に、電話番号についての選択肢で、「現在の番号を引き続き利用(番号移転)」を選択します。
※番号移転の場合は、0円スタートプランは利用できません。

選択すると、移転しい電話番号の情報を入力する欄が表示されるので、すべての項目のご入力をお願いします。注意事項をご確認のうえ、次へボタンをクリックしていただくことで、申し込みが完了となります。

  1. お客様からの申し込みを受領後、事業者間の申請手続きが行われます。
  2. 名義や住所などを確認後、2~3営業日程度で、可否について、ご登録いただきましたメールアドレス宛にご連絡をさせていただきます。
  3. 不可となった場合は、不可となった理由について、ご連絡させていただきますので、ご対応をお願いします。
  4. 固定電話番号ポータビリティが可能となった場合は、切替日について合わせてご連絡をさせていただきます。
  5. ご希望の日程と合わない場合は、指定された日時以降、平日10:00~17:00の間であれば、調整可能ですので折り返しご連絡をお願いします。
  6. 合わせて、本登録についてのご案内をメールにてさせていただきます。切替日までメールに記載のURLにアクセスしていただき、オプション等を選択して、決済をお願いします。
  7. なお、切替日決定後、再度切替日を調整する必要が生じた場合は、その時点から6~10営業日以降の日程での再調整となります。

その後は、切替日当日までお待ちいただくかたちになります。

切り替えは、03plus側での作業のみとなり、現地工事は不要です。切替日当日になりましたら、03plusからお電話にて切替開始のご連絡をさせていただきます。作業は、通常30分程度で完了します。

切替完了後、番号ポータビリティした電話番号を03plusでご利用いただけるようになります。

03plusとは?

03plusは、スマートフォンアプリで固定電話番号を使用して発信、着信、通話を行うことができるIP電話サービスです。個人のスマホにアプリを入れれば、社用携帯の支給は不要になります。専用IP電話機でも使えます。

1つの電話番号を複数のスマホで使うことができ、内線通話やパーク保留も可能です。FAX機不要でFAXの送受信が可能なインターネットFAXや指定した時間帯は自動音声が対応する時間外アナウンス、着信を携帯や電話代行業者に転送する機能などビジネスに便利なオプションも多数ご用意しています。
また、固定電話番号ポータビリティに対応しています。

03plusについて詳しくは、下記URLをご覧ください。
https://03plus.net/

番号ポータビリティーバナー

まとめ

ここまで、固定電話番号ポータビリティについて、その仕組み、手続き、03plusを例に実際の申し込みから完了までの手順についてまで、ご説明させていただきました。固定電話番号ポータビリティできる電話番号には条件があり、手続きに面倒な点もありますが、固定電話番号ポータビリティを利用すれば、利用中の電話番号そのままで、より便利でコストパフォーマンスが高いサービスに乗り換えることが可能となります。気になるサービスがあれば、ぜひとも検討してみてください。(03plusもよろしくお願いします。)

固定電話番号ポータビリティについては、こちらの記事でもご紹介してます。
固定電話番号ポータビリティ(LNP)の条件
引っ越しの際に固定電話番号で困ること
番号ポータビリティとは? 携帯電話の場合と固定電話の場合

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【ご利用上の注意】

  • 本サービスをご利用いただくには、インターネット接続回線が必要となります。
  • 本サービスは、ISDNではご利用いただけません。
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  • 国際電話の電話番号への発信はできません。この他発信できない番号があります。※国際電話からかかってきた電話を受けることはできます。
  • 通話、FAXの品質は、インターネットの接続やトラフィック状況(混雑具合や安定性など)に左右されることがあります。
    特に一部の公衆Wi-Fiでは通話が安定しないことがあるのでご注意ください。
  • アプリについて、動作確認済み端末以外での動作は保証しておりません。
  • 専用IP電話機、宅内機器(アダプタ)をご利用いただく場合、ルーターやファイアウォール側の設定が必要になる場合があります。
  • 停電時、専用IP電話機、宅内機器(アダプタ)は利用できません。