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0120とは?着信課金電話番号の仕組みやメリット・デメリットを徹底解説

通販番組などで「0120」から始まる電話番号を見たことがある人は多いことでしょう。しかし、この番号がどのような意味を持つ電話番号なのかをご存じでしょうか。「0120ってよく目にするけど一体何?」「どうして企業は0120を使うの?」「0120の仕組みを詳しく知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

本記事では、0120で始まる着信課金電話番号について、着信課金電話番号の仕組み、メリット・デメリットについて解説します。

0120で始まる番号は着信課金電話番号

「0120」という番号をよく目にするものの、この番号がどういった意味を持つものなのか詳しく知っている人はあまり多くないかもしれません。「0120」は着信課金電話番号と呼ばれています。着信課金電話番号とは何なのか、その仕組みや種類について解説します。

着信課金電話番号とは

着信課金電話番号とは、着信者側で通話料金を負担する番号のことです。通常、電話をかける場合は発信者側が通話料を負担しますが、着信課金番号ではその反対になります。

例えば、通販番組などで「0120」という番号をよく見かけることがあるのではないでしょうか。「注文時に通話料金がかかる?」と疑問を持たれることがあります。しかし、「0120」は着信課金電話番号なので、発信者側である顧客ではなく、着信者側である通販業者側で通話料金を負担します。そのため、注文時に顧客に負担がかかることはありません。通販業者側も、顧客にストレスをかけることなく注文をしてもらえるため、着信課金電話番号を使用しているのです。

通販業者以外にも、企業のお問い合わせ窓口などで着信課金電話番号は使用されています。

着信課金電話番号の仕組み

着信課金電話番号は、業者側で「0120」という番号を頭に持つ電話番号を取得していて、専用回線であると思われがちです。しかし、実際は業者が取得している専用回線ではありません。着信課金電話番号は、「03」や「06」などの電話番号回線に紐づけられています。「0120」から始まる電話番号にかけると、紐づけられた電話番号へとつながる仕組みなのです。そのため、「0120」を利用するためには、通常の電話番号を持っている必要があります。

もちろん、着信課金電話番号と紐づけられているからといって、通常の電話番号が使えなくなるわけではありません。具体的には、以下のような仕組みになっています。

◎「03」から始まる電話番号に「0120」が紐づけられている場合

⇒「03」から始まる電話番号にかけると、紐づけられた「03」の電話回線につながり、発信者側が通話料金を負担する
⇒「0120」から始まる電話番号にかけると、紐づけられた「03」の電話回線につながり、着信者側が通話料金を負担する
つまり、着信課金電話番号を設定している場合、同じ相手につながるものの、入力した番号によって発信者側・着信者側どちらが通話料金を負担するかが変わります。

着信課金電話の種類

着信課金電話番号は「0120」から始まるフリーダイヤルが多く使われていて、目にすることも多いのではないでしょうか。フリーダイヤルというのはNTTコミュニケーションズ社の独自サービスであり、実は他の電話会社でも着信課金電話番号サービスの提供を行っています。

例えば、KDDIでは「フリーコール」、SoftBankでは「フリーコールスーパー」といった名前で、着信課金電話番号サービスを提供しています。昔から通販番組などを中心に「フリーダイヤル0120……」といったように紹介されることが多いため、着信課金電話番号=フリーダイヤルと思われがちです。しかし、実際はさまざまなサービスがあることを覚えておきましょう。

0120と0800の違い

「0120」と似ている電話番号に「0800」というものもあります。実は「0800」もフリーダイヤルであり、着信課金電話番号の一つです。

「0800」は、「0120」の番号が枯渇したことなどを理由に、着信課金電話番号として登場しました。「0120」に比べると認知度はやや下がりますが、機能的には同様のものであり、着信者側が通話料を支払う仕組みとなっています。

ちなみに、「0570」も「0120」のフリーダイヤルと似ている番号として認知している人は多いかもしれません。しかし「0570」は、ナビダイヤルと呼ばれるもので、まったく違うサービスです。ナビダイヤルは発信者側が通話料金を負担するものなので気をつけましょう。

0120を企業が使うメリット

「0120」が着信課金電話番号であり、着信者側が通話料金を支払うことをご説明しました。では、なぜ着信側となる企業はわざわざ通話料金を負担するのでしょうか。実は、「0120」は企業にとっていくつかのメリットがあるのです。

顧客から電話をかけてもらいやすくなる

着信課金電話番号は、顧客からの着信が増えやすくなる特徴があります。着信課金電話番号は、発信者側ではなく着信者側が通話料金を負担します。その仕組み上、発信者側は気兼ねなく電話しやすくなるのです。

例えば、通販番組は電話注文や問い合わせの量が多ければ多いほど利益アップにつながるものです。そんな場合に着信課金電話番号を活用すれば、顧客は気兼ねなく電話をかけてくれて、売上アップにつながりやすくなります。

「とにかく大量の着信が欲しい」「注文をたくさんしてほしい」、そうした企業のニーズに着信課金電話番号は応えられるサービスなのです。

桁数が少なく覚えやすい

「0120」から始まる電話番号は、多くの人にとって覚えやすいことが大きなメリットになります。

「0120」などの着信課金電話番号は、後に続く数字は必ず6桁になります。「0120」は多くの人が目や耳にするもので自然と覚えやすく、残り6桁さえメモしておけばすぐにかけることが可能です。6桁程度であれば、メモをしなくても覚えておけるかもしれません。

このように、簡単にメモしやすい・覚えてもらいやすいという特徴があることから、気軽に電話をかけてきてほしい企業にとって、着信課金電話番号は便利なサービスといえます。

企業からの電話と分かりやすく信用されやすい

「0120」からの着信は信用されやすい傾向にあるため、企業にとってはメリットになります。

「0120」から始まる着信課金電話番号は、昔から目や耳にする機会が多くあります。そのため、なじみが深いことはもちろん着信で番号表示された際にも「どこかの企業からの電話」だとすぐに分かります。「03」「06」などの市外局番だと「どこの誰だろう」「間違い電話かもしれない」と思われてしまい、電話に出ない人もいます。しかし、「0120」であれば、企業からの電話であることは一目瞭然ですから、比較的スムーズに電話に出てもらいやすい傾向にあります。

そのようなことから、「0120」を企業の窓口番号としてだけでなく、電話を使った集客・販売・リサーチなどの目的で活用するケースも少なくないのです。

オフィス移転しても番号が変わらない

「0120」はオフィス移転しても電話番号が変わらないことがメリットです。

例えば、東京23区の市外局番である「03」の場合、オフィス移転することで電話番号が変わってしまうことがあります。同じ23区内であっても、収容局のエリアが変更になると、それに伴って番号を変更しなければいけないためです。電話番号が変わるとホームページやチラシ・名刺の記載を変更しなければなりませんし、顧客への周知を行わなければいけません。それには多くの手間や費用がかかります。

しかし「0120」の着信課金電話番号であれば、電話番号が変わることはありません。紐づけ先の電話番号が変更になっても、「0120」から始まる番号自体はそのまま利用できます。そのため、オフィス移転の際にも問い合わせ窓口の番号を変える必要はなく、企業にとってメリットがあります。

0120のデメリット

着信課金電話番号である「0120」は多くのメリットがあり、企業にとっては便利な電話番号です。しかし、いくつかのデメリットも存在します。

スマホから0120番号で発信できない

スマホの場合、着信課金電話番号である「0120」に発信できないケースがあります。

スマホは固定電話と比べると通話料金が高くなりやすいため、着信課金電話番号である「0120」ならば安心してかけやすいと考える人は多いものです。しかし、多くの場合は、スマホから「0120」への発信ができず、スマホ専用の電話番号を案内されることが多くあります。そのため、「スマホからは0120にかけられない」と思う方が少なくありません。

しかし、これは正確ではありません。本来、着信課金電話番号は電話回線が使える端末であればかけられます。しかし、携帯電話の1分あたりの通話料は高いため、着信側で通話料を負担することになる企業側で制限をかけているケースが多いのです。よくあるのは、「スマホ・公衆電話からの着信を制限する」というものです。とはいえ、企業によってはスマホからの発信を受け付けているケースもあります。事前に確認してみましょう。

0120番号への着信をスマホで受けるには転送サービスが必要

「0120」への着信をスマホで受けるのはとても面倒であることはデメリットです。

「0120」などの着信課金電話番号を紐づけられるのは、「03」「06」などの市外局番付き電話番号だけです。そのため、「0120」あての着信をスマホで直接受けることはできません。外出する機会が多いなど、スマホで受けなければいけない状況である場合は、転送サービスを利用する必要があります。

転送サービスを使えばスマホで「0120」あての着信を受けられるようになりますが、課題もあります。転送サービスを利用すると着信課金電話番号による通話料とともに、転送通話料が上乗せされます。そのため、コストが膨大にかかってしまうのです。

0120番号を発着信するなら03plus

「0120番号をスマホで使いたいけど、デメリットがあるから……」とお悩みでしたら、スマホで会社代表番号を持ち歩ける03plusの利用がおすすめです。

03plusとは

03plusは、電話回線一体型のクラウドPBXで、「03」を始め全国主要46局の市外局番付き電話番号を取得できるサービスです。番号ポータビリティにも対応していますので、既存の電話番号をそのまま利用することもできます。

インターネット上で電話環境を構築するシステムなので、外出先からでもスマホから会社代表番号による発着信を行えます。そのため、いつでもどこでもスムーズに電話対応が可能です。

03plusならスマホでも0120を利用できる

03plusは、主要46局の市外局番付き電話番号を取得できます。そのため、市外局番付き電話番号に紐づけされる着信課金電話番号もスマホで利用可能です。外出先からでも転送サービスを利用することなく、「0120」あての着信に出ることができ、「0120」として発信することもできます。

03plusはコストカットにつながる

03plusは、導入や運用コストを大幅にカット可能です。クラウド上にPBXを設置し、スマホやパソコンなどすでにある端末をそのまま利用できます。そのため、PBX機器や固定電話機の購入、工事費用がかからず、導入コストを大幅にカットできます。

また、スマホを内線化できることもコストカットにつながります。外出している社員のスマホへ連絡する場合、外線ではなく内線で通話できます。内線は無料通話なので、社内の情報共有におけるコストを大幅にカットできることでしょう。

さらに、オプションの「10分かけ放題」を利用すれば、1通話あたり10分までは通話料金が無料です。短い用件の電話をたくさんする企業であれば、通話コストを一気に削減できることでしょう。

03plusは業務効率化につながる

ビジネスに役立つさまざまな機能を豊富に取り揃えているのも03plusの特徴です。

音声ガイダンスで受付時間害対応をする「時間外アナウンス」、自動音声で着信を振り分ける「IVR(自動音声応答)」、クラウド上で電話帳を共有・管理できる「Web電話帳」、ネット上でFAXの確認・送受信を行える「クラウドFAX」、電話の一次対応を自動音声に任せられる「留守レポ」など、まだまだ数多くの機能を利用可能です。中でもクラウドFAXは大阪市でも導入されていて、業務改善やコスト削減などを実現しています。

このように、03plusは業務効率アップやコストカットに役立つ特徴やメリットを持ち、「0120」も利用できるサービスです。スマホで「0120」を利用したいとお考えなら、ぜひ導入をご検討ください。

まとめ

今回は「0120」を始めとした着信課金電話番号について解説しました。

着信課金電話番号は発信者側ではなく、着信者側が通話料金を負担するサービスです。発信者側が電話をかけるハードルを下げられるため、顧客から多くの電話をもらいたい企業にとってメリットのあるサービスといえます。
しかし、「0120」は市外局番付き電話番号に紐づけられるため、通常スマホでは利用できないことがネックです。

そこでおすすめなのが、市外局番付き電話番号を取得できるクラウドPBXサービス「03plus」です。「0120」をスマホで利用できるだけでなく、業務効率化やコストカットに役立つ多くの機能・特徴があります。業務で「0120」を活用したい、コストカットや効率化を図りたいとご希望なら、ぜひ導入をご検討ください。

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