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固定電話のメリットとは?ビジネスでは需要がある!お得に使うなら?

スマホが普及した現在、「固定電話は不要かも?」と思う方も多いのではないでしょうか。確かに固定電話は個人での利用は減っていますが、法人においては固定電話を利用していることが少なくありません。その理由は、固定電話ならではのメリットがあるためです。

今回は、固定電話の必要性・需要やメリット・デメリット、固定電話番号をお得に使う方法について解説します。

固定電話とは

固定電話とは、アナログ回線やデジタル(ISDN)回線によって通話を行うサービスのことです。固定電話で一般的に用いられるのは、固定電話機です。固定電話機は、オフィスや自宅など特定の場所に設置して使用する据え置き型の端末を指します。

詳しくは後述しますが、近年はスマホなどの端末が普及したことにより、固定電話機の利用者は減少していっています。しかし、ビジネスシーンなどでは需要があり、固定電話機を利用する企業は決して少なくありません。

なお、NTT東日本・西日本のアナログ回線・デジタル回線は、2024年1月にIP網へと移行されています。

固定電話の必要性

特定の場所に据え置くタイプの端末によって通話を行う固定電話ですが、どのようなシーンで使われているのでしょうか。ここでは、固定電話の必要性について解説します。

家庭での需要は低下

現在、一般家庭において、固定電話の需要は低下しています。総務省が2024年6月に報告した報道資料「令和5年通信利用動向調査の結果」によれば、2023年の世帯全体における固定電話の保有状況は57.9%とのことです。同調査によれば2014年においては75.7%の世帯が保有していたとのことで、10年かけて固定電話の保有率がおよそ20%減少していることが分かります。

また、2016年の総務省の「参考資料」によれば、「固定系サービスは、若年層の保有率が相対的に低い傾向であり、特に固定電話は、20代の世帯保有率が約11%でその傾向が顕著」とのことです。このことから、固定電話は若い世代を中心として、家庭での需要が低下していることが分かります。

ビジネス利用ではまだ需要がある

固定電話は一般家庭において需要が低下していますが、ビジネスシーンでは需要があります。詳しくは後述しますが、固定電話では信頼されやすい固定電話番号(市外局番付き電話番号)が使われるため、ビジネスにおいては需要があるのです。例えば、以下のようなビジネスシーンで固定電話が利用されています。

  • カスタマーサポート業務
  • テレフォンマーケティング業務
  • テレアポ業務
  • 法人用の銀行口座開設
  • 金融機関へ融資の申し込み

メガバンクをはじめ、多くの銀行では固定電話番号がないと法人口座が開設できないことがあります。法人口座がなければ、個人口座を利用するしかありません。その場合、企業として融資を申し込む際に不利になることがあります。

こうしたことから、固定電話はビジネスにおいていまだに需要があるのです。

固定電話のメリット

固定電話は家庭では需要が減少傾向にあるものの、ビジネスシーンでは需要があります。その理由は、以下のようなメリットがあるためです。

固定電話の番号は信用されやすい

固定電話の電話番号は信用されやすい傾向にあります。

固定電話で使用される電話番号は、「東京03」「大阪06」などから始まる市外局番付き電話番号です。市外局番付き電話番号は、「0ABJ型番号」と呼ばれ、「(市外局番)―(市内局番)―(加入者番号)」という構成によって成り立ちます。

市外局番と市内局番は電話番号を取得した契約個人・法人の住所に基づいて割り当てられます。つまり固定電話番号を使っている企業は、電話番号が示す地域に住所を持つことが分かります。そのため、固定電話番号を使っている企業であれば実在性が疑われにくく、信頼されやすいのです。

通話料が抑えられる

固定電話は、携帯電話に比べると通話料が安い傾向にあるのもメリットです。

アナログ回線の時代は、通話する相手との距離が遠いとそれに応じて通話料金が高くついてしまっていました。しかし、2024年1月以降はIP網へ移行し、全国一律の料金で通話できます。そのため、現在はIP網移行前と比べて、さらに通話料を抑えやすくなっています。

業務上、電話をかける頻度が多い場合、通話料を抑えやすいことは大きなメリットといえるでしょう。

FAXが使える

FAXが利用できることも、固定電話のメリットの一つです。

近年はさまざまな企業で書類が電子化され、企業間のやり取りもメールなどで行われることがほとんどとなってきました。しかし、業種や企業によっては「注文書がFAXで届く」「FAXDMを活用している」というところは少なくありません。また、FAXはITリテラシーが低い社員でも気軽に使用でき、手書きの書類も簡単に送信できます。こうしたことから、ビジネスシーンではいまだにFAXは使われていますし、FAXが使える環境を整えるために、固定電話にも需要があるのです。

災害時でも連絡が取りやすい

固定電話には、災害時でも連絡が取りやすくなる可能性が高いというメリットもあります。

災害や停電などが起こってしまうと、インターネット回線が使えなくなりメール送信もできなくなる可能性があります。こうしたトラブルが発生してしまうと、業務を止めなければならず、業績に影響してしまうことでしょう。

固定電話は電話回線を使用するため、インターネット回線が使用できない状況でも通話を行えます。IP網に切り替わった今も、音声のIP化を交換局側で行うことから、停電時であっても通話できる可能性があります。

また、災害時には利用者の多いスマホの回線はパンク状態になり、通話がしにくい状況になる可能性が高いとされています。しかし、利用者が減っている固定電話であれば、災害時でも比較的つながりやすいといわれています。

防犯性が高い

防犯性が高いことも固定電話のメリットです。

スマホはインターネットに接続できる便利な端末ですが、ウイルス感染やサイバー攻撃のリスクがあります。また、盗難や紛失などにより、悪意ある第三者によって端末の中にある個人情報などが盗まれて流出する可能性があります。そのため、スマホには一定のセキュリティリスクがあるのです。

しかし、固定電話はインターネットに接続しません。そのため、セキュリティリスクがスマホと比べて圧倒的に低いのが特徴です。ウイルス感染やサイバー攻撃を受けることはありませんし、据え置き型なので盗難・紛失に伴うリスクもありません。

固定電話のデメリット

固定電話にはさまざまなメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。企業でビジネスフォンを導入するケースとして解説します。

導入に時間がかかる

固定電話を新たに導入する場合、時間がかかってしまうことはデメリットといえます。

ビジネスフォン環境を整える場合、PBX装置をオフィス内に設置します。設置には専門業者による工事が必要です。工事そのものは1時間程度で終わることがほとんどですが、申し込みから工事開始までには1~2週間かかります。繁忙期などは工事開始までに1ヶ月以上待たされることもあるため注意が必要です。

導入や保守に費用がかかる

導入・保守に費用がかかることも固定電話のデメリットです。

NTT東日本・西日本で新設する場合、初期費用として契約料880円と施設負担金39,600円が必要です。工事費は標準的なものであれば不要ですが、工事内容によってはかかることもあります。

さらに、ビジネスフォン環境を構築するには、主装置も購入しなければなりません。新品だと数十万から数百万かかるため、かなりの出費となります。もちろん通話を行うための据え置き型端末(固定電話機)の購入も必要です。

また、ビジネスフォン環境を維持するためのメンテナンスは自社で行うのが基本です。定期的に業者に依頼することになりますので、ランニングコストがかかります。

オフィス移転で電話番号が変わる

固定電話のデメリットとして、オフィス移転で電話番号が変更になることもあります。

スマホであれば、オフィスを移転したとしても携帯電話番号が変わることはありません。これは、契約したキャリア側で電話番号が管理されているためです。

しかし、固定電話では電話局の管轄エリアをまたぐ場合、電話番号が変更となります。電話番号が変更になれば、公式HPや名刺の記載変更や顧客・取引先への通知などが必要となり、コストや手間がかかります。

営業電話がかかってきやすい

営業電話がかかってきやすいことも、固定電話のデメリットです。

テレアポ業務を行う業者にとって、固定電話はスマホと比べてターゲットになりやすい傾向にあります。テレアポ業務は、契約を取るために無作為または入手したリストによって営業電話をかける業務です。スマホと違い、固定電話は営業する相手が在勤していることを把握できるため、営業をよりかけやすい傾向にあります。そのため、固定電話には営業電話がかかってきやすいのです。

設置された場所でしか通話できない

固定電話は設置された場所でしか通話できず、それがデメリットであるといえます。

スマホであれば、オフィス内はもちろん移動中や出張中であっても通話できます。そのため、オフィスに縛られることなく業務に必要な連絡を取ることが可能です。

しかし、固定電話は据え置き型端末であり、設置されているオフィス内でしか利用できません。移動中や出張先では当然利用できませんので、社員は電話業務をするためにオフィスに縛られてしまいます。

固定電話番号を費用を抑えて利用するには?

固定電話は据え置き型の端末であるため、スマホのような利便性はありませんし、導入や保守に多くの費用がかかります。しかし実は、スマホでも固定電話番号を利用でき、お得に通話することが可能です。

ここでは、費用を抑えて固定電話番号を利用できるクラウドPBXについて解説します。

クラウドPBXとは

クラウドPBXとは、PBX(主装置)をクラウド上に設置してビジネスフォン環境を構築し、インターネット回線により通話を行う仕組みのことです。インターネット回線を利用することから、スマホ・PC・タブレットなどのさまざまな端末を利用できます。固定電話と異なり、インターネット回線さえあれば移動中や出張中でも通話を行えます。自宅でもインターネット環境が整っていれば電話業務を行えるため、リモートワークの導入も可能です。

また、クラウドPBXはクラウド上に主装置を設置することから、導入時のコストや手間がかかりません。メンテナンスについてもベンダー側が行いますので不要です。

このようなことからクラウドPBXは、スピーディーかつ低コストで導入でき、運用もスムーズに行えて、オフィスに縛られることなく通話できるシステムであるといえます。

クラウドPBXなら03plus

クラウドPBXを導入するなら、03plusがおすすめです。03plusは、全国主要46局の市外局番付き電話番号を取得してスマホで利用できるサービスです。申し込みから最短10分で固定電話番号を取得・開通できますので、起業や開店などの際もスムーズに導入できます。

03plusはリーズナブルに利用できるのも特徴です。初期費用は1IDあたり5,000円、月額1,280円で利用できます。30ID以上の利用であれば、契約数や内容に応じてボリュームディスカウントが適用されるエンタープライズ版もあります。

また、多機能であることも03plusの特徴です。例えば、以下のような機能・オプションがあります。

  • Web電話帳:会社共有の電話帳をクラウド上に持てる機能。連絡先を一元管理でき、紛失・消去のリスクがない。
  • クラウドFAX:クラウド上でFAXの送受信を行える機能。例えば、スマホで撮影した画像をFAX送信、受信データを印刷せずにスマホで確認できる。
  • 通話録音:通話内容を自動録音してクラウド上に保管する機能。後から聞き返せるため、顧客対応力向上やクレーム・訴訟リスク軽減に役立つ。
  • IVR:着信時に音声による自動応答ができる機能。プッシュ番号により着信先の振り分けができ、SMS送信も行える。
  • 10分かけ放題:1通話10分以内の国内通話であれば、通話料金がかからないお得なオプション。月額1,000円で加入できるため、短時間の通話回数が多いケースで通話コストをお得にできる。

このように、03plusにはさまざまな機能・オプションがあります。電話環境の構築や維持コストを抑えたい、業務効率を高めたいとお考えなら、03plusの導入をぜひご検討ください。

まとめ

今回は、固定電話のメリットについて解説しました。

固定電話は家庭での保有率については年々低下しているものの、企業においてはまだまだ利用されています。固定電話で使われる固定電話番号は信頼性が高いなどのメリットがあるためです。一方で、固定電話には導入・維持コストがかかる、オフィスでしか使えないなどのデメリットもあります。

固定電話のこのようなメリット・デメリットを考えた場合、固定電話番号をスマホで利用できるクラウドPBXは、ビジネスシーンで大いに役立つツールといえます。業績アップやコストダウンを実現するためにも、クラウドPBXの導入・乗り換えを検討してみましょう。

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