【まとめ】固定電話を利用する方法

電話の利用方法といえば、個人では携帯電話の利用が主流ですが、法人では固定電話を利用するのが一般的です。法人登記や法人銀行口座開設などにメリットがありますし、社会的にも固定電話番号は信頼されやすい傾向にあるためです。

しかし、個人で利用する機会が減っている中で「固定電話の契約方法が分からない」「固定電話の利用にはどんな方法があるか知りたい」という方も増えてきています。

今回は固定電話を利用する方法としてNTT加入電話・ひかり電話をご紹介。それぞれのメリット・デメリットや導入までの手順、さらにIP電話による固定電話利用方法もご紹介します。

■固定電話を利用する方法

起業や店舗出店などをする場合、登記のための固定電話番号が必要となります。携帯電話番号でも行えますが、機種変更などで番号が変わる可能性があります。そのため変更リスクの少ない固定電話を用意する方が良いのです。

ここでは固定電話を利用・導入する方法をご紹介します。

NTT加入電話

NTT加入電話は会社で使う固定電話として最も一般的なものです。「東京03」のように申し込みをした住所に応じた市外局番で取得できます。「携帯番号」や「050番号」よりも社会的信用が得られやすく、通話品質も高いのがNTT加入電話の特徴です。

NTT加入電話の導入はNTT東日本またはNTT西日本へ申し込みを行います。契約時には電話加入権が必要で、36,000円(税抜)がかかり導入工事が必要です。

ひかり電話

ひかり電話とは、アナログ回線のNTT加入電話と異なり、光ファイバーケーブルを使ったIP電話です。光ファイバーを利用しているため大容量かつ高速通信が可能で、アナログ回線同様の音声品質と安定性を誇っています。そのためIP電話でありながら、市外局番を取得できます。

インターネット回線が開通していれば工事の必要がなく、さらに加入権も不要であるため、NTT加入電話よりもスピーディーでリーズナブルに導入できる点が特徴です。

■NTT加入電話とは

NTT加入電話とは、NTTコミュニケーションズが提供しているサービスです。固定電話番号を取得する一般的な方法として広く知られています。

ここではNTT加入電話のメリットやデメリットについて解説いたします。

NTT加入電話のメリット

NTT加入電話には以下のようなメリットがあります。

全ての番号にかけられる
どんな電話番号にもかけることが可能です。IP電話(050など)の場合、緊急電話やフリーダイヤルにかけられません。

停電時でも利用可能
商用電源を使用していない、独自の電源がある場合などは停電時でもアナログ回線を使用できる可能性があります。

災害時に優先される
発信のみ災害時に優先扱いされます。自身の安全を知らせたい場合などに活用可能です。

品質が高く安定している
アナログ回線はインターネット回線を利用した通話よりも音声品質が高く安定性があります。ノイズや途切れといった心配はほぼありません。

このように、NTT加入電話にはアナログ回線ならではのメリットが複数存在しています。

NTT加入電話のデメリット

NTT加入電話におけるデメリットを以下にまとめましたのでご覧ください。

電話加入権の費用が高い
導入には36,000円(税抜)の電話加入権が必要です。初期費用を抑えたい場合はデメリットとなります。

基本料金・通話料金が高い
IP電話などと比べると基本料金や通話料金が高い傾向にあります。

遠距離通話が高い
アナログ回線は基地局を経由する都合上、遠距離になるほど通話料が高いことがデメリットです。固定電話宛てでは最大で3分/80円となります。また、携帯電話宛ての通話料はさらに割高です。

導入までに時間がかかる
新規に電話回線を敷設する場合、一週間程度の時間がかかります。

固定電話の設置場所が必要
携帯電話と異なり、据え置きの電話機を設置する必要があります。

NTT加入電話はコスト面でのデメリットが多数あります。また導入に時間がかかるといった点も、ビジネス利用する上では出鼻をくじかれるためデメリットとなるでしょう。

■NTT加入電話の料金や導入手順

NTT加入電話の料金や導入までの手順を分かりやすく解説していきます。

NTT加入電話にかかる料金

NTT加入電話を導入するには以下の費用がかかります。

電話加入権:  36,000円(税抜)

契約料:  800円(税抜)

電話回線引込工事(必要な場合):  10,000円前後

事業者月額利用料:  2,500円(税抜)

このように、NTT加入電話を導入する場合、初期費用として最低でも加入権の36,000円と契約料800円がかかります。さらに工事が必要になれば10,000円前後が加算されるため、トータルで50,000円近くの初期費用を用意しなければなりません。

初期費用を抑えたい場合は、電話加入権が必要ない「加入電話ライトプラン」というものもあります。こちらは加入権がない代わりに月額利用料金が割高となります。長期的に利用する場合は電話加入権の費用を払ったほうが、コストパフォーマンスが良くなるため検討が必要です。

NTT加入電話の導入手順

NTT加入電話を導入するには、NTT東日本またはNTT西日本のWebサイト、局番なしの「116」(携帯電話は別の番号となる)へ電話をして申し込みを行います。担当者が住所確認を行い、利用できる市外局番と局番以降の番号候補が伝えられますので選びましょう。工事が必要な場合はスケジュールを確認し、予定の合う日時を決めます。

工事についてはスケジュールの埋まり具合にもよりますが、申し込みから1週間程度で行われるのがほとんどです。工事内容はNTT側の電話網、引き込み線、保安器、屋内配線、差込口などで足りない部分をつなげる形となります。保安器や屋内配線などの工事には立ち会いが必要となるため、予定日はスケジュールを空けておくようにしましょう。

また、NTT加入電話を導入するためには運転免許証・健康保険証などの身分が確認できる証明書が必要です。費用は電話加入権の36,000円(税抜)と契約料800円(税抜)です。

■ひかり電話とは

ひかり電話とはアナログ回線のNTT加入電話と異なり、光ファイバーを使った電話です。分類的にはIP電話であり、加入電話と比べて基本料・通話料がリーズナブルになっているところが特徴的です。

また、光ファイバーを利用しているため、申し込みと同時にインターネット回線であるフレッツ光の契約が必要となります。

ここでは、ひかり電話のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

ひかり電話のメリット

ひかり電話は加入電話と比べて導入・ランニングコストが安い点が大きなメリットです。

加入電話では電話加入権として36,000円(税抜)の初期費用が必要でしたが、ひかり電話であれば不要です。さらに、月額料金も1,430円からで通話料も8.8円/3分とリーズナブルになっています。

このようにひかり電話はコスト面で加入電話よりもメリットがあります。

ひかり電話のデメリット

コスト面でメリットのあるひかり電話ですが、利用用途によってはデメリットになる点もいくつかあります。以下でまとめましたのでご覧ください。

光回線の契約が必要
ひかり電話は光回線インターネットのオプションで利用できるものです。つまり、インターネット契約をしなければ使うことができません。もちろん光回線の導入工事費用やインターネット使用料もかかるため、その分のコストも考慮する必要があります。

かけられない番号がある
伝言ダイヤルやテレゴングといった番号にはかけることができません。

停電時に使えない
アナログ回線と異なり停電時には一切使うことができません。光回線の利用に必要なルーターが停電になると電源が落ちてしまうためです。

このようにひかり電話にはいくつかのデメリットがあります。固定電話のみ利用したいというケースでは光回線の契約が必須となることが大きな懸念点となることでしょう。

■ひかり電話の料金や導入手順

ひかり電話の料金や導入手順について解説していきます。

ひかり電話にかかる料金

ひかり電話にかかる料金は以下の通りです。

基本料金:  法人用月額1,430円~

通話料金:  8.8円/3分

初期費用:
・光回線の導入工事費用:「戸建て19,800円」「集合住宅16,500円」
・電話交換機工事費用:3,300円

NTT加入電話よりも月額料金や通話料金が安いため、通信コストを下げたい場合はメリットを感じられるでしょう。特に通話については遠距離通話や携帯電話宛てでも一律であることが特徴です。ただし、加入権ほどではありませんが光回線の導入費用が必要であり、インターネット回線使用料も毎月必要となる点には注意しておきましょう。

ひかり電話の導入手順

ひかり電話の導入にはNTT東日本またはNTT西日本のWebサイトから申し込みを行います。電話でも申し込みは可能です。申し込み後は電話番号の候補がメールや電話で送られてきますので、その中から選択します。

すでに光回線を導入している場合は工事不要ですが、新たに導入する場合は工事を行います。ひかり電話の工事は予約制であり、申し込みから2~3週間後に実施されます。繁忙期となるとさらに時間がかかる可能性があるため、起業や開店に間に合わせるためにはなるべく早く予約することが大切です。

工事内容としては最寄りの光ケーブルから建物の保安器に回線の引き込みを行います。立ち会いが必要となりますが、作業をずっと見守る必要はありません。確認をお願いされた時のみチェックすれば大丈夫です。ちなみに、土日祝日に工事をする場合は3,300円の追加費用が必要となるため注意しておきましょう。

■IP電話を利用する方法もおすすめ

固定電話番号の取得はNTT加入電話やひかり電話が一般的ですが、デメリットもあるため悩む方も多いことでしょう。そこでおすすめなのがIP電話での固定電話番号取得です。

ここではIP電話で固定電話を利用するメリットについて解説します。

IP電話とは

IP電話とはインターネット回線を利用した通信サービスです。NTT加入電話やひかり電話と同様に固定電話番号を取得することができます。また、アプリをインストールして利用できるため、外出先でもスマホで固定電話番号宛ての着信に対応できる特長を持ちます。

IP電話はアナログ回線と異なり、基地局を経由しません。そのため、遠距離でも通話が安定しやすく料金も一律でお得に通話することができます。同じIP電話アプリ同士ならば通話料無料になる点も特徴的です。

IP電話のメリット

IP電話は加入電話にはないさまざまなメリットがあります。特にビジネスと相性が良く、業務の効率化を図ることが可能です。具体的なメリットをまとめてご紹介します。

導入費用が安い
IP電話の契約料金は電話加入権と比べて圧倒的にリーズナブルです。また、IP電話アプリの導入で利用できるため、機器の購入費用や工事費用がかかりません。

導入が簡単
IP電話はスマホなどの端末にアプリをダウンロードするだけなので工事が不要です。アプリによっては利用者登録もWebで完結できるため、簡単スピーディーに固定電話番号の取得・利用ができます。

基本料金・通話料金が安い
アナログ回線と比べて基本料金・通話料金が割安です。特に遠距離通話でも一律で利用できるため利用価値は高いといえるでしょう。

外出先でも顧客対応ができる
IP電話アプリが導入されたスマホであれば外出先でも固定電話宛ての着信を受けることができます。いつでもどこでも顧客対応ができるため、ビジネスチャンスを逃すことがありません。

固定電話番号で折り返し電話できる
着信を受けられなかった場合でも、IP電話アプリから固定電話番号を使って折り返し電話をかけることができます。携帯電話番号からの着信ではないため、顧客の受電率も高くなりやすいです。

リモートワークに対応可能
着信を受けられなかった場合でも、IP電話アプリから固定電話番号を使って折り返し電話をかけることができます。携帯電話番号からの着信ではないため、顧客の受電率も高くなりやすいです。

システム連携でビジネスを加速
クラウドFAXやWeb電話帳などのシステム・機能との連携が容易で、業務の効率化やコスト削減を行うことができます。

このようにIP電話にはビジネスに役立つさまざまなメリットがあります。

例えば、IP電話アプリの「03plus」は年払いスタートプランなら初期費用0円、10分かけ放題年払いスタートプランなら月1,000円で1通話10分の通話料が0円、月額料金は980円と非常にリーズナブルです。

また、導入もアプリをダウンロード・インストールするだけなので工事をせずに10分で完了します。本人確認もアプリから行えるためスムーズです。

固定電話を利用したいとお考えでしたら、メリットの多いIP電話の導入を検討してみてください。中でも、「03plus」は簡単・スピーディーに導入できて低コストなのでおすすめです。

固定電話とIP電話の違いまとめ

ここで改めて、IP電話・ひかり電話・固定電話の違いをおさらいしてみましょう。

導入時にかかる費用
・固定電話:電話加入権、契約料、工事料金などで初期費用が5万円近くなる
・ひかり電話:インターネットの導入には初期費用が2万円前後必要
・IP電話:電話加入権などに比べて圧倒的に安い。アプリへの導入なら設備工事も不要で、初期費用はサービスにもよるが5,000円前後

通話料金
・固定電話:携帯電話や遠方にかける場合に割高に
・光電話:距離による変動がなく、固定電話よりも割安
・IP電話:光電話と同じく距離による変動がなく、固定電話よりも割安

利用できる電話番号の違い
・固定電話:市外局番付きの電話番号
・ひかり電話:市外局番付きの電話番号
・IP電話:サービスによって違いがあり、050番号となるサービスもあれば、市外局番付きの電話番号が使えるものもある。「03plus」なら主要46局番の市外局番が使えるほか、番号ポータビリティで既存の固定電話番号をそのまま使える場合も(条件あり)。

■まとめ

会社の起業・店舗の開店を行う際は、固定電話の導入がおすすめです。登記や銀行手続きで有利になりますし、社会的にも市外局番のある固定電話番号は信頼性が高いためです。

固定電話の導入で一般的なのがNTT加入電話、またはひかり電話ですが、どちらもメリットがあるものの、コスト面や導入までの手間・時間がかかるのがデメリットです。ビジネスの効率性やスピード感を求めるのであれば、あまりふさわしくありません。

そこでおすすめなのがIP電話の導入です。例えば「03plus」なら主要46局番の市外局番を取得することができるため、IP電話でよくある「050」番号よりも信頼度を高められます。導入・ランニングコストも低く、手間・時間もかからないため、起業・開店までにスムーズに固定電話を準備することが可能です。

会社の固定電話番号取得にお悩みでしたら、ぜひ「03plus」をご検討ください。

「03」「06」など主要都市の市外局番に対応!

【ご利用上の注意】

  • 本サービスをご利用いただくには、インターネット接続回線が必要となります。
  • 本サービスは、ISDNではご利用いただけません。
  • 110、118、119には発信できません。
  • 国際電話の電話番号への発信はできません。この他発信できない番号があります。※国際電話からかかってきた電話を受けることはできます。
  • 通話、FAXの品質は、インターネットの接続やトラフィック状況(混雑具合や安定性など)に左右されることがあります。
    特に一部の公衆Wi-Fiでは通話が安定しないことがあるのでご注意ください。
  • アプリについて、動作確認済み端末以外での動作は保証しておりません。
  • 専用IP電話機、宅内機器(アダプタ)をご利用いただく場合、ルーターやファイアウォール側の設定が必要になる場合があります。
  • 停電時、専用IP電話機、宅内機器(アダプタ)は利用できません。