PCで電話番号を取得できる?3つの方法を徹底解説

テレワークの定着やオフィスの縮小・フリーアドレス化が進む中、固定電話機を設置せずに電話対応を行いたいと考える企業が増えています。その選択肢として注目されているのが、PCで電話番号を取得し、そのまま電話業務まで行う方法です。

PCで運用できれば、物理的な電話機に依存せず、場所に縛られない電話環境を構築できます。しかし、「PC用に電話番号を取得できる?」「どんな方法・サービスがある?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、PCで電話番号を取得して利用する方法を整理し、それぞれの特徴や費用、注意点を解説します。

PCで電話番号を取得して使うことはできる?

PCで電話番号を取得し、その番号を使って通話することは可能です。例えばクラウドPBXやIP電話サービスを契約し、PCに対応したソフトフォンを利用すれば、電話機を設置せずに発着信が行えます。

ソフトフォンは、パソコン上で動作する電話アプリです。ヘッドセットやマイクを接続し、インターネット回線を通じて通話します。サービス側で発行された電話番号を設定することで、固定電話番号や050番号などをPCから利用できます。

対応しているサービスであれば、外線の発着信に加え、内線通話や保留、転送などの機能も利用可能です。PCにソフトフォンをインストールして通話を行うため、専用の固定電話機を設置せずに電話業務を行えます。ただし、全ての電話サービスがPC利用に対応しているわけではないため、契約前に対応端末や動作環境を確認することが重要です。

PCで電話番号を取得して利用するメリット

PCで電話番号を取得し、ソフトフォンなどで利用する場合、物理的な電話機に依存しない運用が可能になります。PCで電話番号を取得してソフトフォンを利用する場合、次のようなメリットがあります。

電話機の設置が不要

PCにソフトフォンをインストールして利用するため、固定電話機や主装置を設置する必要がありません。配線工事や機器の増設が不要となり、オフィス移転やレイアウト変更にも柔軟に対応できます。

インターネット環境があれば利用できる

クラウドPBXやIP電話アプリは、インターネット回線を利用して通話します。PCと安定したインターネット環境があれば、オフィス内に限らず自宅や出張先でも代表番号での発着信が可能です。電話番のためだけに出社する必要がなくなります。

PCで顧客情報を確認しながら対応できる

PCで通話を行うため、顧客管理システムや社内データを同時に確認できます。着信と同時に情報を参照できるため、応対の正確性が向上します。

両手が自由に使える

ヘッドセットを利用すれば、通話中もキーボード操作や資料確認が可能です。顧客情報を画面で確認しながら応対できるため、業務効率の向上につながります。

おすすめの利用シーン

PCで電話番号を取得して利用する方法は、次のような場面で効果を発揮します。

・リモートワークや在宅勤務を導入している企業

・固定席を設けないフリーアドレスオフィス

・コールセンターやカスタマーサポート業務

・スタートアップや小規模事業で初期コストを抑えたい場合

固定電話機やPBXを設置せずに、既存のPCで運用できるため、柔軟な働き方やコスト最適化を重視する企業に適しています。

PCで電話番号を取得する主な方法とは?

PCで電話番号を取得する方法はいくつかあります。

選ぶサービスによって、取得できる電話番号の種類や費用、必要な設備は異なります。また、サービスによっては、PCに対応していないこともあるため、事前に確認することが大切です。

ここでは、PCで電話番号を取得する代表的な方法を紹介します。

クラウドPBX

クラウドPBXは、インターネット回線を利用して電話機能を提供するサービスです。物理的なPBX装置を設置せず、クラウド上で外線・内線を管理します。

特徴

050番号だけでなく、サービスによっては03や06などの市外局番付き番号(0AB-J番号)を取得できます。スマホやPCを内線化でき、在宅勤務などオフィスに縛られずに運用可能です。豊富な機能を追加でき、業務内容に応じてカスタマイズすることで業務効率化を実現できます。また、利用人数を柔軟に増減できる点も特徴です。

PCでの利用方法

PCに対応したソフトフォンをインストールし、発行されたアカウント情報を設定して利用します。ヘッドセットを接続すれば、電話機を設置せずに外線・内線の発着信が可能です。インターネット環境があれば、オフィス外からでも代表番号で通話できます。

費用相場

クラウドPBXの初期費用は、数千円~数万円程度が相場とされています。従来型PBXが60万円以上かかるケースと比較すると、導入コストは大幅に抑えられます。

月額料金は、1回線あたり数千円程度が目安です。ID数や番号数に応じて課金されることがほとんどで、主装置の保守費用が別途発生しない点が特徴です。利用規模やオプションによっては月額が数万円規模になることもありますが、構成に応じてコストを調整できます。

IP電話

IP電話は、インターネット回線を利用して通話を行うサービスです。PCやスマホにアプリをインストールし、アカウントを設定して発着信します。

特徴

IP電話にはいくつか種類があります。代表的なのは050番号を取得して利用するタイプです。番号単位でアカウントを管理し、アプリ上で発着信を行います。

また、電話番号を取得せず、アプリ間で通話するタイプもあります。この場合、固定電話番号としての利用はできません。電話番号不要型は法人向けの電話システムというより、簡易的な通話手段として利用されています。

PCでの利用方法

PC対応のソフトフォンやデスクトップアプリを提供しているサービスであれば、インストール後にログインして発着信できます。スマホ専用アプリのみを提供しているサービスでは、PCからは利用できません。PC利用を前提とする場合は、公式にPC対応と明示されているサービスを選びましょう。

費用相場

IP電話では、初期費用が不要のサービスが多くあります。月額基本料は無料または数百円~数千円前後です。通話料については、比較的安価であることが多く、IP電話同士の通話が無料になります。

NTTひかり電話

NTTひかり電話は、フレッツ光などの光回線契約を前提として提供される固定電話サービスです。03や06などの市外局番付き番号を利用できます。

特徴

03や06などの市外局番付き番号を利用できる固定電話サービスです。NTT東日本の光回線を基盤として提供されており、従来の固定電話と同様の番号運用が可能です。既存のビジネスフォン環境とも連携しやすく、オフィス向け電話サービスとして広く利用されています。

PCでの利用方法

ひかり電話は単体でPCアプリから利用できるサービスではありません。PCで固定電話番号を利用するには、付加サービスである「ひかりクラウド電話」を追加契約する必要があります。

例えば「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」を利用すると、Microsoft Teamsを通じてPCやスマホから固定電話番号での発着信が可能になります。ひかり電話の契約が前提であり、クラウド電話サービスのみを単独で契約することはできません。

費用相場

ひかり電話の基本プランは月額550円(税込)です。通話料は別途発生します。利用にはフレッツ光などの光回線契約が必要です。

ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams(通常プラン)の月額利用料は、1番号あたり1,430円(税込)です。これに加えて、光回線の月額利用料、通話料、初期費用および工事費が発生します。

おすすめの方法は「クラウドPBX × ソフトフォン」

PCで電話番号を取得して利用する方法の中でも、業務用途での柔軟性や拡張性を重視するなら「クラウドPBX × ソフトフォン」の組み合わせが適しています。

クラウドPBXがおすすめの理由は、主に以下の通りです。

導入のスムーズさ

ひかり電話を利用する場合は、フレッツ光などの光回線契約が前提となります。そのうえでPCから固定電話番号を利用するには、付加サービスである「ひかりクラウド電話」を追加契約する必要があります。

クラウドPBXの場合は、インターネット回線があれば利用できます。契約後に管理画面でIDを発行し、PCにソフトフォンを設定することですぐに利用を開始できます。

市外局番付き番号を使える

クラウドPBXでは、0AB-J番号(03や06などの市外局番付き番号)を取得できます。市外局番付き番号は050番号と比べて社会的信頼性が高く、企業の代表番号として利用しやすい電話番号です。

業務に役立つ機能が豊富

クラウドPBXでは、内線通話、転送、パーク保留など、ビジネスフォンと同様の基本機能に対応しています。さらに、IVR(自動音声応答)や通話録音など、業務効率を高める機能も利用可能です。一次対応の自動化や通話内容の記録・共有が可能となり、電話対応の質向上や業務効率化につながります。

拡張性が高い

クラウドPBXでは、利用人数をID単位で追加できます。人員の増減や拠点追加にも対応しやすく、事業規模の変化に合わせて柔軟に運用可能です。

電話番号の種類、業務機能、拡張性を総合的に考えると、クラウドPBXとソフトフォンの組み合わせは、業務用途に適した方法です。

PCにも対応!クラウドPBXの「03plus」

03plusは、市外局番付きの固定電話番号を取得できるクラウドPBXサービスです。全国主要46局に対応しており、条件を満たせば既存番号の引き継ぎも可能です。

03plusではアプリに加え、Windows対応のソフトフォンが提供されています。そのため、PCからでも外線・内線通話を行うことが可能です。固定電話機を設置せず、PCとインターネット環境があれば代表番号の発着信ができます。

03plusについて詳しくはこちら

03plusでできること

03plusでは、固定電話番号の利用に加え、電話業務を効率化する機能が用意されています。ここでは主な機能と、具体的にどのような使い方ができるのかを紹介します。

WEB電話帳

WEB電話帳は、クラウド上で電話帳を共有できる機能です。スマホアプリや管理画面から登録・編集ができ、CSVデータのインポートにも対応しています。

複数人で代表番号を受ける場合でも、同じ顧客情報を参照できます。端末のローカルにデータが残らないため、情報管理の面でも運用しやすい機能です。

クラウドFAX

クラウドFAXは、FAX機器を設置せずにFAXの送受信ができる機能です。受信データはサーバーに保存され、PCやアプリから確認できます。

オフィスに常駐しなくてもFAXを確認できるため、在宅勤務や外出の多い業務にも対応できます。紙の管理や機器トラブルの負担を軽減できます。

IVR(自動音声応答)

IVRは、着信時に自動音声で応答し、プッシュ操作により着信先を振り分ける機能です。

問い合わせ内容ごとに担当部署へ振り分けることができ、代表番号への着信を効率的に処理できます。電話対応の集中や取り次ぎ負担の軽減に役立ちます。

通話録音

通話録音は、発着信の通話内容を自動で録音し、クラウド上に保存する機能です。録音データは管理画面から確認できます。

応対内容の確認やトラブル時の記録として活用でき、対応品質の維持やリスク管理に有効です。

留守レポ

留守レポは、自動音声で用件の録音を促し、その内容をテキスト化してチャットやメールに通知する機能です。

電話に出られない時間帯でも用件を把握でき、必要なものだけ折り返す運用が可能です。少人数体制でも代表電話を維持しやすくなります。

10分かけ放題

10分かけ放題は、1IDあたり月額1,000円で、1通話10分以内の通話料が無料となるオプションです。

短時間の通話が多い業務では、通話コストを定額化できます。通話料の変動を抑えたい企業に適しています。

このように、03plusは「PCで電話番号を取得して使う」だけでなく、豊富な機能を備えています。各種機能を業務にあわせて活用することで、リモートワーク対応、コールセンター運用、少人数体制での効率化などを実現できます。

まとめ

今回は、PCで電話番号を取得する方法と、その活用方法について解説しました。

PCで電話番号を取得するには、クラウドPBX、IP電話、NTTひかり電話などの選択肢があります。それぞれの方法で特徴だけでなく、取得できる番号の種類や費用などが異なるため、用途に応じて比較検討しましょう。

クラウドPBXはPCで電話番号を取得し利用するのに向いているサービスです。市外局番付き電話番号を取得でき、豊富な機能を活用して業務効率を高められます。導入はもちろん、将来的な拡張もしやすいため、自社の働き方や業務内容に合わせて柔軟な運用をしたいケースで特に向いています。

PCで使えるクラウドPBXをお探しなら、ぜひ03plusをご検討ください。

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