104(番号案内)は、2026年3月31日をもって終了することが発表されました。104の終了と聞き、「これまで104で電話番号を調べていたけど、今後はどうすれば良いの?」と不安・疑問を感じている方もいるかもしれません。
104は長年、電話番号を調べる手段として利用されてきました。しかし近年は、インターネット検索の普及などを背景に利用が減少し、サービス終了が決定しています。あわせて紙のタウンページも終了予定で、電話番号の調べ方は大きく変わろうとしています。
今回は、104(番号案内)とは何か、なぜ終了するのか、いつ終了するのかを整理したうえで、終了後に電話番号を調べる方法や、企業が電話番号を掲載する際に注意すべきポイントまで分かりやすく解説します。
目次
104(番号案内)とは?
「104(番号案内)」は、NTT東日本・西日本が提供してきた電話番号案内サービスです。
固定電話や携帯電話から「104」に発信すると、名称や住所をもとに、知りたい相手の電話番号をオペレーターが案内します。番号案内サービス自体は1890年(明治23年)に開始され、現在の「104」という形は1989年に導入されました。
ここでは、104の利用方法や利用が減少した背景、そしてサービス終了の動きについて解説します。
104の利用方法
104は、固定電話や携帯電話から「104」にダイヤルして利用します。オペレーターに、調べたい相手の名称や住所などを伝えると、該当する電話番号を案内してもらえます。
案内の対象となるのは、電話帳への掲載を承諾している個人や企業の番号です。非公開設定の番号や、掲載を拒否している番号は案内されません。
104の利用には、1案内ごとに番号案内料が発生します。例えば、NTT東日本・西日本の場合、昼間・夜間(午前8時~午後11時)は月1案内分は66円、1案内を超える部分は99円/案内です。深夜・早朝(午後11時~午前8時)は165円/案内となります。
なお、携帯電話から利用する場合はキャリアごとに料金が異なります。例えば、NTTドコモであれば、440円/案内で利用可能です。
利用が減った背景
104の利用が減少した最大の理由は、インターネットとスマホの普及です。
現在では、企業名や店舗名を検索すれば、公式サイトや地図アプリ上で電話番号を無料かつ即座に確認できます。わざわざオペレーターを通じて番号を案内してもらう必要がなくなったことが、利用減少の大きな要因です。
ピーク時の1989年度には年間約12億8,000万件あった利用件数は、2022年度には約2,000万件まで減少したとされています。情報検索の手段がデジタルへ移行したことで、104の役割は大きく縮小しました。
また、オペレーターによる人的対応が前提となるサービスであるため、利用件数の減少は運営コストとのバランスにも影響を与えています。こうした社会環境の変化が、104サービス見直しの背景にあります。
104の終了時期
NTT東日本・西日本は、104番号案内サービスを「2026年3月31日23時59分をもって終了する」と発表しています。
終了は2024年7月に正式発表されました。利用者への周知や代替手段への移行期間を確保するため、一定の猶予期間が設けられています。これは、デジタル機器の利用に不慣れな高齢者層への配慮が背景にあるためです。
長年にわたり利用されてきた104は、こうして歴史に幕を下ろすことになります。
タウンページも2026年3月発行をもって終了
104番号案内サービスの終了とあわせて、紙の電話帳「タウンページ」も2026年3月発行分をもって終了することが発表されています。
タウンページは、事業所の電話番号を業種別に掲載した冊子型の電話帳です。かつては各家庭や事業所に配布され、店舗や企業の連絡先を調べる代表的な手段として利用されてきました。104電話番号案内サービスと同様に、長い歴史を持つ情報インフラの一つです。
しかし、インターネット検索や地図アプリの普及により、電話番号を紙で調べる機会は大きく減少しました。企業や店舗も、自社サイトや検索サービスで情報を発信するようになり、電話帳への掲載メリットが低下しています。その結果、タウンページへの掲載件数は年々減少していました。こうした状況に加えて紙資源削減の観点も踏まえ、サービスの見直しが進み、タウンページは終了することとなったのです。
一方で、全てのタウンページ関連サービスが終了するわけではありません。例えば、視覚障がい者向けの「点字電話帳」や、聴覚障がい者向けの番号案内サービス「ふれあい案内」などは、2026年4月以降も継続して提供される予定です。
タウンページと104の終了は、電話番号の調べ方が大きく変わる転換点といえるでしょう。
104の終了後、電話番号を調べるには?
104番号案内サービスの終了により、別の方法で電話番号を調べる必要があります。
ここでは、104終了後の主な調べ方について解説します。
基本的にはインターネットで調べることになる
104終了後、電話番号を調べる方法として中心となるのはインターネット検索です。
企業や店舗は、自社の公式サイトやSNS、Googleビジネスプロフィールなどに電話番号を掲載しています。そのため、企業名や店舗名をGoogleなどの検索エンジンで検索すれば、公式サイトや地図サービス上に電話番号が表示され、確認できます。例えば、「〇〇会社 電話番号」「店舗名 連絡先」などと入力すれば、比較的容易に見つけられます。ネット検索は、スマホやパソコンから手軽に利用でき、無料で利用できる点が大きな特徴です。
また、NTTが提供するオンライン電話帳サービス「iタウンページ」は、2026年4月以降も継続される予定です。紙のタウンページに掲載されていた事業所情報をインターネット上で検索できるため、電話帳に近い形で番号を探したい場合に活用できます。インターネット検索に不慣れな方でも、電話帳形式で探せる点が特徴です。
このように、今後は電話による案内ではなく、検索サービスを活用して自ら調べる形が基本となります。
【企業向け】探される側として今やるべきことは?
実は、104の終了は電話番号を「調べる側」だけでなく、「探される側」である企業にとっても影響があります。
これまで、104の電話番号案内や紙の電話帳に掲載されていれば、企業の電話番号は一定の露出が確保できました。しかし今後は、インターネット上で自社情報を正しく発信していなければ、見つけてもらえない可能性があるのです。
ここでは、企業として今後注意すべきポイントを解説します。
自社の電話番号を明確に掲載する
104が終了し、今後はWeb検索が主流になります。そのため、自社の電話番号を明確にWeb上に掲載することが大切です。
公式サイトに電話番号を記載する際は、会社概要ページはもちろん、お問い合わせページやトップページなど、利用者が迷わず確認できる場所に記載しましょう。
電話番号を記載する際は、画像ではなくテキストで掲載しましょう。検索エンジンに正しく認識させるためです。さらに、営業時間や受付時間も明記しておくと、利用者の利便性向上や問い合わせ対応の効率化にもつながります。
あわせて、InstagramやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSプロフィール欄にも、必要に応じて電話番号を掲載しておきましょう。近年はSNS経由で企業を知る利用者も多く、プロフィール情報から直接連絡先を確認するケースも少なくないためです。
また、自社サイトだけでなくGoogleビジネスプロフィール(Googleマップ)や各種ポータルサイトに表示されている電話番号も定期的に確認し、最新情報に更新しておく必要があります。検索結果や地図サービスに古い番号が表示されたままだと、誤発信や機会損失につながるおそれがあります。電話番号を始めとした自社の情報に変更があった際は、速やかに更新することを徹底しましょう。
104がサービス終了に伴い、電話番号を「Web上に掲載する」のは基本です。それに加えて「正しく表示されているかを確認・管理する」ことが、これからの企業に求められます。
03plusなら電話番号の検索がスマートに

クラウドPBXサービスの03plusをうまく活用すれば、104終了後の電話番号検索もスマートに行えます。
104の終了により、今後は電話番号の確認方法はインターネット検索が中心となります。ただし、企業にとっては「毎回、顧客・取引先の電話番号をWeb検索する」といった運用は効率的といえません。
もちろん、03plusは104の代替サービスではありません。しかし、社内で電話番号を効率的に共有・管理できる機能を備えています。電話番号を探す手間を減らし、業務をスムーズに進める仕組みを構築できる点が特徴です。
ここでは、03plusの機能を通じて、電話番号の検索や共有をどのように効率化できるのかを解説します。
WEB電話帳機能で電話番号を共有
03plusでは、「WEB電話帳機能」を利用できます。
WEB電話帳は、クラウド上で電話帳を一元管理し、グループ内の端末と共有できる機能です。顧客情報をリアルタイムで編集・反映でき、Web検索をしなくても顧客や取引先の番号を確認できます。一度登録しておけば、社内ユーザー全員が同じ電話帳データを利用可能です。
WEB電話帳はお客様ページやソフトフォンアプリから登録・編集が可能で、会社で管理している顧客データをCSV形式でインポートすれば、即座に各端末へ反映されます。
検索は、電話番号・会社名・氏名・ふりがななどで行えます。検索結果をクリックすると詳細情報を確認でき、必要に応じて電話番号の追加登録や編集も可能です。
また、WEB電話帳のアドレスデータは端末本体に保存されません。そのため、端末紛失時やスタッフ退職時にも個人情報が端末内に残らず、情報漏えいリスクを抑えられます。
電話番号を「探す」のではなく、「社内で共有し管理する」ことで、業務の効率化と情報管理の両立を実現できる点が特徴です。
履歴にある電話番号についてWeb検索する機能も
03plusのアプリには、発着信履歴に残った電話番号をそのままWeb検索できる機能があります。
104(番号案内)は「名称や住所から電話番号を調べる」サービスでしたが、この機能はその逆で、「電話番号から相手が誰かを調べる」際に活用できます。
使い方は簡単で、履歴一覧から該当する番号を選択し、Web検索を実行すれば、ブラウザ上でその番号に関する情報を確認できます。普段使っているブラウザで検索されるため、操作に迷うことなくスムーズに電話番号を確認できます。
この電話番号検索機能は、心当たりのない番号からの着信があった場合に特に有効です。折り返し電話をかける前に発信元を確認できるため、迷惑電話への不要な対応を減らせます。
104終了後は、自ら情報を検索し判断する場面が増えます。履歴から直接検索できるこの03plusの機能は、業務電話運用を支える一つの手段といえるでしょう。
まとめ
今回は、104(番号案内)の概要や終了時期、タウンページの終了、そして今後の電話番号の調べ方や企業が取るべき対応について解説しました。
104は番号案内サービスとして、長年活用されてきました。しかし、インターネット検索が主流となった昨今、利用者数は激減し、104は紙のタウンページとともに終了することが決定しています。
今後は、企業名や店舗名を検索し、公式サイトや地図サービスから電話番号を確認する方法が基本となります。そのため、利用者側は検索手段を理解し、企業側は自社の電話番号を正しく掲載・管理することが重要です。顧客へ自社の情報を正しく伝えるためにも、本記事を参考に電話番号を正しく掲載しましょう。
また、104に代わるサービスではありませんが、03plusを活用すれば、社内で電話番号を共有・管理しやすくなります。WEB電話帳機能や履歴からのWeb検索機能を活用することで、安全かつ効率的な電話運用が可能です。
電話番号を「案内してもらう」時代から、「自ら検索し、適切に管理する」時代へ。変化に合わせた対応が、これからの企業には求められます。
リーズナブルで多機能、電話番号検索・管理も容易にできる、03plusの導入をぜひご検討ください。
