オフィスに固定電話は必須?廃止・クラウド化のメリットと注意点

オフィスに固定電話は本当に必要なのかと疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。リモートワークの普及やコミュニケーションツールの多様化により、固定電話の役割は見直されつつあります。

「固定電話は残すべき?廃止すべき?」と迷ってしまうのも仕方ありません。実は、固定電話の課題を解決し、電話環境を次のステージへ進める方法があります。それが電話環境のクラウド化です。

本記事では、固定電話の役割やメリット・弱みを整理したうえで、クラウド化することでどのように課題を解決できるのかを解説します。固定電話の導入や見直しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

オフィスに固定電話は必須?

オフィスに固定電話が必須かどうかは、一概には言えません。企業の規模や業種、業務内容、顧客層、働き方によって必要性は大きく異なります。ここでは、固定電話が必要なケースと不要なケースの違いについて解説します。

固定電話があったほうが良いケース

固定電話があったほうが良いのは、外部からの電話対応が重要な役割を担っている企業です。

問い合わせや予約、見積もりなどの窓口として電話を活用している場合は、固定電話を設置することで受電体制を整えやすくなります。

例えば、店舗型ビジネスや不動産、士業などの業種では、顧客からの電話問い合わせが多く、代表番号を明確にしておくことでスムーズな対応が可能になります。また、部署ごとに担当を分けて取り次ぎを行うような企業では、固定電話やビジネスフォンの仕組みを活用することで、効率的な電話対応が実現できます。

さらに、企業として固定電話番号を持つことで、Webサイトや名刺などに掲載する連絡先を統一しやすくなる点もメリットです。外部から見た連絡窓口が明確になり、問い合わせ導線を整理しやすくなります。

このように、電話が業務の入口になっている企業や、受電体制をしっかり整えたい企業では、固定電話の導入が有効といえます。

固定電話がなくても支障がないケース

固定電話がなくても支障がないのは、電話対応の比重が低く、別の手段で十分に顧客対応ができる企業です。

少人数で運営している企業や、リモートワーク中心の働き方をしている場合は、固定電話に依存しない運用も現実的です。

例えば、問い合わせの多くがメールやチャット、Webフォーム経由で完結する企業では、電話の優先度が下がります。また、社員が外出や在宅勤務を中心に働いている場合、オフィスに固定電話を設置しても対応できない時間が生まれやすく、かえって非効率になることもあります。

さらに、起業直後でコストを抑えたい企業にとっても、固定電話の導入は必須ではありません。スマホやIP電話、クラウドPBXなどを活用することで、低コストかつ柔軟な電話環境を構築することが可能です。

このように、近年はツールの発達により、固定電話がなくても業務に支障が出にくいケースが増えています。ただし、電話という連絡手段そのものを完全に排除するのではなく、自社に合った代替手段を整えることが重要です。

オフィスの固定電話が持つ役割とメリット

固定電話の役割は、企業にとって外部からの問い合わせや連絡を受ける窓口として機能することです。代表番号として顧客や取引先との接点を担い、受電体制を構築するための基盤となります。

そして、固定電話には以下のようなメリットがあります。

・固定電話番号による信頼感

「03」や「06」といった市外局番付き番号は、所在地や実在性をイメージしやすく、顧客や取引先に安心感を与えやすくなります。

・連絡先を明確にできる

固定電話番号を持つことで連絡先を一元化でき、Webサイトや名刺にも統一して掲載できます。問い合わせ先が明確になることで、連絡導線も整理しやすくなります。

・受電体制を構築できる

会社代表番号で受電し、社内で取り次ぐといった受電の仕組みを構築できます。部署や担当ごとに対応を分けることで、電話対応の流れを整理できます。

・電話が業務の入口になる

電話が予約や見積もり、問い合わせの入口となる企業では、固定電話が重要な役割を果たします。窓口を明確にしておくことで、対応漏れを防ぎやすくなります。

このように、固定電話は外部との連絡窓口として機能し、企業の信頼性や電話業務の基盤を支える役割を果たします。

オフィスの固定電話が持つ弱み

固定電話は企業の連絡窓口として機能する一方で、働き方の変化に対応しにくいという側面があります。オフィスの固定電話が持つ主な弱みは以下の通りです。

・リモートワークとの相性が悪い

固定電話はオフィスでの受電を前提としているため、出社していないと対応できません。電話対応のために出社が必要になることは、柔軟な働き方の妨げになります。

・電話対応の属人化が起こりやすい

会社にいる特定の担当者に対応が集中するなど、業務負担が偏りやすくなります。それが対応漏れや引き継ぎミスが発生する要因にもなります。

・レイアウト変更や移転時に手間がかかる

電話機や配線の設置が必要なため、オフィスのレイアウト変更や移転の際には工事や再設定が発生します。環境の変化に柔軟に対応しにくい点がデメリットです。

このように、固定電話には一定の制約があり、働き方やオフィス環境によっては運用上の負担となることがあります。

固定電話を廃止してクラウド化するメリットとは?

固定電話のクラウド化とは、従来の電話機や回線に依存せず、インターネットを利用して通話を行う仕組みに切り替えることです。クラウド化することで、スマホやパソコンで会社の電話番号を利用できるようになり、場所や働き方にとらわれない柔軟な電話運用が可能になります。

ここでは、固定電話を廃止してクラウド化するとどのようなメリットがあるのかを解説します。

会社の電話番号をスマホやPCで使える

クラウド化すれば、会社の電話番号をスマホやPCで利用できます。

固定電話の場合、オフィスに設置された電話機でしか会社の電話番号による発着信ができません。そのため、対応できる場所がオフィスに限られるという課題があります。

一方、クラウドに移行すれば、専用アプリを通じてスマホやPCからでも、会社番号による発着信が可能になります。外出先や自宅でも同じ番号で対応できるため、場所に縛られない柔軟な電話運用を実現できます。

このように、クラウド化によって電話対応の場所の制約がなくなるため、リモートワークにも対応しやすくなります。

オフィス外でも受発信できる

オフィス外でも会社の電話番号で受発信できることもクラウド化のメリットです。

固定電話の場合、オフィスに設置された電話機でしか発着信ができません。そのため、外出中や在宅勤務中は電話対応ができないのが課題です。

一方、クラウド化すれば、スマホやPCを使ってどこからでも会社の電話番号で受発信が可能です。外出先や自宅でも電話対応ができるため、働く場所に関係なく業務を継続できます。

このように、クラウド化によって電話対応の場所に縛られなくなり、柔軟な働き方に対応しやすくなる点もメリットといえるでしょう。

取り次ぎや転送の手間を減らせる

クラウド化により取り次ぎや転送の手間を減らせることもメリットです。

固定電話の場合、代表番号で受電した後に担当者へ取り次ぐ必要があり、内線や転送の操作が発生します。担当者が不在の場合は、折り返し対応になるなど、手間やタイムロスが生じることがあります。

一方、クラウドに移行すれば、スマホやPCで直接電話を受けられるようになります。担当者がその場で対応できるため、別の人が電話を取って取り次ぐといった手間を減らせます。さらに、IVR(自動音声応答)などの機能を活用すれば、問い合わせ内容に応じて担当部署へ自動で振り分けることも可能です。

このように、クラウド化によって電話対応の流れが効率化され、対応スピードの向上にもつながります。

拠点の追加や人員の増減に対応しやすい

クラウド化のメリットとして、拠点の追加や人員の増減に対応しやすい点も挙げられます。

固定電話の場合、新たに拠点を開設したり人員を増やしたりする際は、回線の契約や電話機の設置、配線工事などが必要です。そのため、時間やコストがかかり、柔軟に対応しにくいという課題があります。

一方、クラウド化を行えば、管理画面から設定を変更するだけで利用人数や端末を追加できます。拠点が増えても同じ電話番号を運用できるため、環境の変化にもスムーズに対応可能です。

このように、クラウド化によって拡張や変更がしやすくなり、事業の成長や働き方の変化にも柔軟に対応できます。

コスト削減につながる

コスト削減や最適化につながる点も、クラウド化のメリットです。

固定電話の場合、回線契約や電話機の購入・リース、設置工事などの初期費用が発生します。また、運用においても機器のメンテナンスや故障時の対応、買い替えなどのコストがかかります。

一方、クラウドに移行すれば、物理的な設備が不要となり、初期費用を抑えやすくなります。月額料金や通話料といった基本的なコストは発生するものの、機器の管理や保守はサービス提供側が行うため、個別に対応する手間やコストを抑えられます。

このように、クラウド化によってコスト構造を見直しやすくなり、結果として全体のコスト最適化につながります。

固定電話をクラウド化する際の注意点

クラウド化には多くのメリットがある一方で、事前に確認しておくべき注意点もあります。主なポイントは以下の通りです。

・通話品質がインターネット環境に依存する

クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、回線の品質や通信状況によって通話品質が左右されます。回線が不安定な場合、音声の遅延や途切れが発生する可能性があります。

・既存の電話番号を引き継げるか確認が必要

現在利用している電話番号をそのまま使えるかどうかは、番号の種類や契約内容、サービスの対応状況によって異なります。導入前に番号ポータビリティの可否を確認しておきましょう。

・緊急通報ができない場合がある

クラウドPBXではサービスによっては110や119などの緊急通報が利用できません。利用予定のサービスの緊急通報の可否について導入前に確認し、万が一に備えて携帯電話回線や固定電話回線など別の連絡手段も確保しておきましょう。

このように、クラウド化には事前に確認すべきポイントがあります。導入前に条件や運用方法をしっかり整理しておきましょう。

オフィスの固定電話をクラウド化するなら「03plus」

固定電話の弱みを解消し、柔軟な電話運用を実現するなら、クラウドPBXサービスの「03plus」がおすすめです。

03plusは、スマホやPCで会社の電話番号を利用できるクラウドPBXサービスで、これまで解説してきたような課題の解決に役立ちます。

例えば、スマホやPCで会社番号の発着信ができるため、オフィスに縛られない電話対応が可能です。また、複数人で同時に着信を受けられる機能や転送機能により、電話対応の属人化や取り次ぎの手間も軽減できます。

また、「03」や「06」などの市外局番付き番号を取得できるほか、番号ポータビリティにも対応しています。条件を満たせば現在利用している電話番号を引き継ぐことができるため、スムーズに移行しやすい点も特徴です。

さらに、電話業務を効率化できる機能も豊富に用意されています。代表的な機能は以下の通りです。

・Web電話帳

クラウド上で連絡先を一元管理し、社内で共有できます。端末ごとに管理する必要がなくなり、情報の更新や引き継ぎもスムーズになります。

・クラウドFAX

スマホやPCからFAXの送受信が可能です。紙や専用機器が不要になり、外出先でも対応できます。

・通話録音

通話内容を自動で録音し、クラウド上に保存できます。後から内容を確認できるため、聞き間違いや対応ミスの防止につながります。

・IVR(自動音声応答)

着信時に自動音声で案内し、用件に応じて担当窓口へ振り分けられます。電話対応の効率化や取り次ぎの削減に役立ちます。

・留守レポ

着信時に自動音声で対応し、用件の録音を促します。録音されたメッセージはテキスト化され、メールやチャットに通知されるため、対応が必要な内容を効率的に把握できます。

このように、03plusは単に電話をクラウド化するだけでなく、電話業務全体の効率化にもつながる機能を備えています。従来の固定電話の課題を解決し、効率的な電話環境を構築したいとお考えでしたら、ぜひ03plusをご検討ください。

03plusについて詳しくはこちら

まとめ

今回は、オフィスに固定電話は必要なのかという点や、固定電話の役割・メリット、弱み、クラウド化するメリットについて解説しました。

固定電話は外部との連絡窓口としての役割を担い、信頼性の確保や受電体制の構築といった面でメリットがあります。一方で、リモートワークとの相性や属人化、レイアウト変更時の手間など、近年の働き方においては課題もあります。

こうした課題を解決する手段として、クラウドPBXの活用が有効です。スマホやPCで会社番号を利用できるようになり、場所に縛られない柔軟な電話運用が可能になります。

固定電話の見直しやクラウド化を検討している場合は、自社の働き方や業務内容に合わせて、最適な電話環境を選ぶことが重要です。固定電話の課題を解消し、電話業務を効率化するなら、クラウドPBXサービスの「03plus」の導入をご検討ください。

03plusについて詳しくはこちら

電話回線一体型クラウドPBX 03plusエンタープライズ