クラウドPBXの音質は高い?悪化したときの対処法も解説

クラウドPBXは従来のビジネスフォンと比べ、コストを抑えてスムーズに導入でき、ビジネスに役立つ機能も多いため乗り換えを検討している企業も増えてきました。しかし中には「アナログ回線と比べてクラウドPBXの音質はどうなのだろうか」と不安視する声もあります。

そこで今回は、クラウドPBXの音質は高いのか低いのか、音質が低下する場合の要因は何なのか、音質低下時のチェックポイントと対策を解説します。さらに音質が良くリーズナブルなおすすめのクラウドPBXをご紹介しますのでお役立てください。

クラウドPBXとは

従来、オフィス内に設置していたPBX(電話交換機)をインターネット上のクラウドに設置してビジネスフォン機能を利用できるようにしたサービスをクラウドPBXと言います。

PBXを物理的に設置する必要がないため、機器の購入費用や工事費用を抑えることができます。また、スピーディーに導入できる点もメリットです。

クラウドPBXはアナログ回線ではなくインターネット回線を使用します。そのため、オフィス内だけでなく、外出先でもスマホ等の端末を使用して、会社代表番号で受発信できます。顧客からの大切な電話を取り逃すことが減りますし、電話対応のためにスタッフを会社に残す必要がありません。

他にも、従来のPBXではできなかったクラウドならではのさまざまな機能を利用することができ、業務効率化を図れるのがクラウドPBXの特徴です。

クラウドPBXで通話する際の音質

クラウドPBXは利便性が高いため、従来のPBXから乗り換えを検討する企業も増えています。しかしクラウドPBXは「音声品質が低い」というイメージを持つ人も少なくありません。

従来のPBXはアナログ回線を使用しているため、音声が途切れたりノイズが入ったりすることはほとんどありませんでした。一方、クラウドPBXはインターネット回線を使用するため、音声品質を疑問視する方がいることも事実です。

とはいえ、日本は諸外国と比べて通信インフラのレベルが高いと言われており、山の中や電波局が近くにないなどの極限状態でもない限りは、高い通話品質が保たれています。一部の品質が低い格安ベンダーは存在するものの、ほとんどのクラウドPBXベンダーは一定以上の音声品質が保たれていますのでご安心ください。

今後は5Gの普及でさらに音質が良くなる可能性も

また、2023年までに全国98%のメッシュで5G基地局を展開するという目標を政府は掲げています。5Gは従来の4Gと比べて通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続できるデバイスは10倍と向上しています。つまり、近い将来において、スマホの回線速度は飛躍的に進化するわけです。

クラウドPBXはインターネットを使用するさまざまな端末で利用できますが、例えばスマホで利用する場合は5Gの恩恵を受けることができるでしょう。回線速度が飛躍的に向上した結果、音声品質も格段に良くなる可能性は高いです。

クラウドPBXの音質が低下する要因とは?

日本で提供されているクラウドPBXサービスの音声品質は高いレベルで保たれています。しかし、状況によっては音声の途切れやノイズが入るなど品質が低下することもあります。

どのようなケースでクラウドPBXの音質が低下してしまうのか、具体的に2つご紹介します。

利用環境の問題

クラウドPBXは、アナログ回線ではなくインターネット回線を使用するサービスです。そのため、ネットワーク環境が良くない場合は音質が低下する恐れがあります。

例えば、山の中など電波状況が悪い環境下ではノイズや音声の途切れが発生しやすいでしょう。ネット回線が混雑しやすい時間帯などは通信速度が低下する場合があり、音質に影響するかもしれません。また、オフィスのインターネット回線が脆弱である場合、音質はもちろん、電話環境そのものが不安定になる可能性が高まります。多くの人が利用する公衆Wi-Fiも通信速度が不安定になりがちです。

このように、クラウドPBXを利用する環境次第では、音質低下を招く可能性があるため、注意が必要です。

クラウドPBX提供ベンダー側の問題

音声品質はクラウドPBXサービスを提供するベンダー側の問題で低下することもあります。

例えばスマホで利用する場合、アプリと端末との相性が悪いと、アプリが強制終了したり通話途中に途切れたりすることがあります。また、スマホのOSバージョンアップにアプリが対応しておらず、不具合により強制終了や使用できなくなるケースもないとは言い切れません。

他にも、クラウドPBXによっては使用できるインターネット回線の混雑状況に影響を受ける可能性があります。通信帯域が十分であれば問題ありませんが、混雑する時間帯で利用者が多いと通信帯域が圧迫されて速度が落ち、音質が低下することがあります。

このように、クラウドPBXを提供するベンダー側が問題となって音質が低下することがあるため、導入前に評判をチェックしたり無料体験などをしたりしておくのがおすすめです。

クラウドPBXの音質が悪いときにチェックすべきポイント

「通話中に音声が途切れる…」と感じた場合は何らかの不具合が起きている証拠です。クラウドPBXの音質が低下してしまっているときにチェックすべきポイントを5つご紹介します。音質改善にぜひお役立てください。

インターネット回線の通信速度

クラウドPBXはインターネット回線を使用して通話を行います。そのため、通信速度の遅い回線と契約している場合は音質が低下する可能性が高いです。もし回線が不安定・通信速度が遅い回線を契約している場合は、他社回線に乗り換えてみましょう。

社内のネット回線が遅い場合は光回線に乗り換えを検討してみましょう。光回線は高速かつ安定感のあるインターネット回線です。一度に送信できる情報量が多いため、混雑時も遅延することはほとんどありません。

スマホでのクラウドPBX利用時に遅さを感じるのであれば、契約しているキャリアの乗り換えを検討してみましょう。特に格安スマホは大手キャリアの回線を借りているため、通信速度遅延や混雑が発生しやすい傾向にあります。費用をなるべく抑えたい場合は、大手キャリアのサブブランドであれば、安定感が増すためおすすめです。

回線の混雑状況

クラウドPBXの音質が低下する場合はインターネット回線の混雑状況も確認しましょう。

例えば、社内で重いデータのやり取りをしていたり、動画視聴やWeb会議をしていたりすると、インターネット回線が混雑してしまい通信速度が低下する場合があります。そのような状況下ではクラウドPBXの音質も低下する可能性があるため、回線が混雑する状況を避ける、通話中に重たいデータのやり取りを控えるなどの対策を採りましょう。

外出先で公衆Wi-Fi等を使用しているのであれば、多くの人が利用していないかどうかも確認すると良いでしょう。

障害物や電磁波の影響がないか

インターネット回線は障害物や電磁波などの影響を受けることがあります。周囲に通信速度を低下させ音質を下げるような要因がないかチェックしてみましょう。

例えば、オフィス内であれば電子レンジの電磁波がインターネット回線に悪影響を与えることがあります。ルーター等の近くに電磁波を発生する機器は置かないようにしましょう。

また、外出先の場合はビルに囲まれているときや、密室など障害物の多いエリアではインターネット回線が不安定になる場合もあります。もし遅延を感じる場合は通話を控え、場所を移動して回線が安定する場所で通話を行うようにしましょう。

Wi-Fiではなく有線接続を試す

パソコンでクラウドPBXを利用していて音質の低下を感じるのであれば、有線接続にするのも有効な方法です。

Wi-Fiはルーター等の機器を中心にして球体状に電波が届きます。機器から遠くなればなるほど速度が著しく低下し、不安定になります。また、途中に障害物や電磁波等を発生する機器があると速度が遅延してしまうのです。

有線接続であれば、ケーブルを伝って確実にインターネット回線がつながるため、速度遅延や不安定さで悩まされることはほぼなくなります。

ベンダーの音質に関する評判をチェックする

ここまでご紹介してきたチェックポイントを確認して対策してみたものの、音質低下が改善しない……そのような場合はクラウドPBXサービス提供ベンダーの音質の評判をチェックしてみましょう。

現在、クラウドPBXサービスを提供するベンダーは数多くあります。搭載されている機能や料金などはベンダーによりさまざまですが、音質はどこもそこまで大きな差はありません。しかし、何らかの理由で音声品質が低いベンダーも一部存在しています。

まずはネット上の口コミを確認し、音質について他の利用者も不満を述べていないかチェックしてみてください。もし口コミ評価が低いのであれば、ほぼ間違いなくベンダー側に問題があると言えるでしょう。

口コミは悪くないものの音質が低い、そのような場合はアプリのバージョンアップなども試してみてください。特にスマホOSのアップデートがあった直後は、クラウドPBXアプリの対応が間に合わず、通話が途切れる・アプリが落ちるなどの問題が発生する場合があります。

音質が良くリーズナブルなクラウドPBXサービス

クラウドPBXサービスはたくさんあるため、どれを選ぶべきか迷う方も多いことでしょう。ここでは、音質が良くそれでいてリーズナブル・多機能で人気の高いクラウドPBXサービスをご紹介します。

03plus

03plus」は1ID月額980円で市外局番つき電話番号を取得でき、スマホで持ち歩けるクラウドPBXです。申込み住所に応じて「東京03」や「大阪06」など、主要46局の市外局番つき電話番号を取得できます。対応エリア以外であっても、「サービス付きシェアオフィス」に加入すれば「東京03」を取得可能です。

オプションも充実していて、中でも「10分かけ放題」は人気があります。10分までの通話であれば通話料が無料となるサービスで、仕事上ちょっとした連絡や確認をするケースが多い場合は通話料金を大きく削減できます。1ID月額1,000円からなので、加入しやすい点も人気の理由です。

他にも、クラウド上で会社共有の電話帳を持てるWEB電話帳や、クラウド上でFAXの送受信を行えるクラウドFAXも人気です。

WEB電話帳は、スマホの電話帳の他に会社共有の電話帳をクラウド上に持つことができます。顧客情報をクラウド上で一括管理・共有できるため、業務効率化に役立ちます。データは端末のローカルデータには残らないため、端末紛失時やスタッフの退職時でも情報漏洩の心配はありません。

クラウドFAXは、FAX送受信をクラウド上で行える機能です。外出先でも受信データを確認でき、カメラで撮影した書類をそのまま取引先に送信できます。送受信ともにFAX機器を必要とせず、必要な書類をアウトプットする場合もパソコンとプリンターで行えます。このような利便性の高さから、クラウドFAXは大阪市でも導入され、業務効率化に貢献している機能です。

03plusについて詳しくはこちら

MOT/TEL

「MOT/TEL」は20内線まで3,980円というリーズナブルなクラウドPBXサービスです。利用できる電話番号は「03」「06」「050」となります。

ビジネスに役立つ機能も豊富で、通話録音やビジネスチャット、音声会議通話、勤怠・シフト管理などを行えます。また、タブレット端末による受付システムも利用可能です。自社ビルがあるような企業であれば便利に利用できるでしょう。

BIZTELビジネスフォン

「BIZTELビジネスフォン」は40内線で月額21,000円から利用できるクラウドPBXサービスです。「03」「06」「050」「0120」番号からの発着信が可能です。

BIZTELビジネスフォンの特徴は拡張性の高さにあります。外部システムとAPI連携でき、さまざまな機能を追加できます。また、CRM連携できるため、顧客情報の一元管理も容易に行えます。音声ナビも搭載されているので、電話番号に応じた着信先の振り分けなども行えます。顧客からの電話をスムーズに担当へ振り分けられるので業務効率向上に役立つことでしょう。

まとめ

今回はクラウドPBXの音質について解説し、音質低下の要因や対策についてご紹介しました。

従来のアナログ回線を使用したビジネスフォンとインターネット回線を使用したクラウドPBXの間では「音質」について比較されることがよくあります。たしかにアナログ回線の方が安定しやすく低下はしにくいです。しかし、日本のインターネット回線は安定性が高く通信速度も速いため、普通に通話する分には音質が気になることはほぼありません。

音質が低下する場合は、何らかの問題が発生している可能性があると考えて良いでしょう。記事中でご紹介したチェックポイントを確認してそれに応じた対策を行えば、クラウドPBXの音質は高いレベルで安定するのでご安心ください。

「リーズナブルで音質が良いサービスを探している」という方は、ぜひ「03plus」をお試しください。