2020年、日本社会は新型コロナウイルスの影響により、新しい働き方が浸透しつつあります。
4月に緊急事態宣言が発動された後、日本経済を救済すべく「GOTOトラベル」などのキャンペーンも実施されましたが、そのようななかでも東京都など一部地域の新型コロナウイルスの感染者は依然増大しており、第2波が来ているとの声も上がっています。
今や新型コロナウイルスは世界中に蔓延し、未だに収束する兆しを見せないため、世界中で通勤やオフィス内での「3密」を避け、できるだけテレワークを実施することを推奨する流れとなっています。
しかし、いざテレワークを導入しようとしても、さまざまな事情によって、自宅をオフィスとして働くという形態を実践することが難しいという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「拡大するテレワーク、03plusなら自宅でも会社の電話が取れる」についてご紹介します。
目次
拡大するテレワーク
日本では、新型コロナウイルスの感染が拡大する以前に、2019年4月1日より「働き方改革関連法」が施行されました。
このことをきっかけに、大手企業を中心に、企業は働き方改革の一貫である新しい働き方としてテレワーク体制を推進する流れとなりました。
2020年8月8日付の日本経済新聞によると、Zホールディングス傘下のヤフー株式会社は、2020年10月より95%程度の社員が自宅などで働く「ほぼ完全テレワーク」を恒久的に導入すると発表しています。
このほかにも、既にさまざまな分野で自社にテレワークを導入・推奨している企業は、IT・通信業界を中心に多数存在しています。
今後しばらくは勢いが止まらない新型コロナウイルスの感染拡大もあいまって、日本でのテレワークという働き方はますます増えていくことでしょう。
自宅でテレワークは効率がいい?
そもそも、テレワークとは、通信環境を整えることによってオフィスに出勤することなく、時間や場所を効率的に活用する働き方のことをいいます。
英語で「遠く」を意味する接尾語「Tele(テレ)」と、働くを意味する「Work」とを結合した「テレワーク」は、オフィスに通勤することなくパソコンやモバイル端末などを介して自宅やサテライトオフィスなどで仕事をすることです。
これまで、日本では自宅で働くというスタイルは、あまり浸透していませんでした。
なぜかと言えば、日本ではオフィスに出勤して働くことが望ましいという風潮があるためです。
電車の時刻表も正確で、毎日の通勤も事故などが無い限り困ることはありません。
また、サービス残業などで労働基準法で定められている労働時間外に働くことも多く、少しくらいの体調不良でも、会社に行くことが美徳とされているところがあるというのも事実です。
ですから、いざ自宅で働くということになると、部下の仕事ぶりを管理できないと感じたり、社員が怠けてしまうのではないかという先入観によって
緊張感も緩んでギリギリまで寝てしまったり、服装に気を遣わなくなったり、ダラダラと働いてしまうからやりづらいと考えている人も少なくありませんでした。
しかし、実際には、自宅で働くということは、会社側にとっても社員側にとってもメリットは複数あります。
ここからは、それぞれのメリットを見てみましょう。
会社側のメリット
社員が自宅でテレワークをする場合の会社側のメリットは、大きく分けて5つあります。
1つ目は、育児や介護、自宅療養が必要な社員も自宅で働くことが可能となるため、会社を辞めることなく仕事を継続できるということです。
これによって、社員の離職率が軽減し、優秀な人材が他社に流れてしまうことを防止できます。
2つ目は、営業などで顧客訪問をする際に、会社に立ち寄らずに直行直帰することが可能なため、その分顧客を訪問する回数を増やしたり、じっくりと商品やサービスを説明することができ、顧客満足度を向上させられることです。
3つ目は、テレワークによって離職率が下がることで、人材募集、新入社員教育などにかかっていたコストを削減できることです。
4つ目は、台風や地震などの自然災害や、今回のような新型コロナウイルスなどの非常事態でも業務を継続することができ、会社の利益損失を抑えることができることです。
5つ目は、先の大手企業がテレワークを導入している理由の1つでもありますが、自宅でのテレワークが可能な企業であれば、育児中や介護中にも働ける会社であることを証明でき、企業のブランドイメージを向上させることができることです。
このように、社員が自宅でテレワーク勤務をするということは、企業にとっても複数のメリットがあるのです。
社員側のメリット
それでは、社員側のメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
大きく分けて、下記の3つがあります。
1)「ワークライフバランスの向上」
2)「仕事と育児・介護・療養との両立」
3)「ストレスの軽減」
1つ目の「ワークライフバランスの向上」は、仕事と家族との時間や趣味に費やす時間など、私生活と仕事とを調和させて、ワークスタイルやライフスタイルを充実させることができます。
2つ目の「仕事と育児・介護・療養との両立」は、自宅でのテレワークが可能であれば、出産・育児・介護・療養中などであっても仕事を継続できるということです。
3つ目の「ストレスの軽減」は、出勤時の通勤ラッシュや交通渋滞などを回避することができます。
また、服装もスーツに縛られることがなく、その日の体調や仕事のはかどり具合によってお昼やお茶の時間をずらすことができ、ストレスの軽減につながります。
このように、社員側のメリットは、企業側のメリットと重複していることでもあり、まさにWin-Winの関係を築くことができます。
事前準備にはICTツールが効果的
さて、このように自宅でのテレワークには、企業にとっても社員にとってもメリットがあることがわかりました。
これを実現させるためにはどのような準備が必要でしょうか。
まず必要なことは、仕事をするためのICTツールを整えておくことです。
これまで自宅では殆ど仕事をしなかったという方は特に準備が必要です。
ICTとは?
ところで、ICTとは何を意味する言葉なのでしょうか。
ICTとは、「Information and Communicaion Technology」の略称のことで、日本語に訳すと「情報通信技術」のことです。
これまで、世界的な「IT(information Technology)革命」によって、コンピュータやデータ通信技術が発展してきました。
このコンピュータやインターネットの通信技術「IT」に対し、その技術を利用して通信する応用技術のことをICTと呼びます。
昨今では、「IT」とICTのどちらの技術についてもICTと呼ぶ傾向が国際的に強まっていることから、日本でもこの言葉が次第に使われるようになってきました。
今後、ますます進化し続けるインターネット社会ではICTの認識はさらに高まっていくと言えます。
従って、自宅でテレワークを実践する際も、このICTを使ったツールは必要不可欠であると言えるでしょう。
様々なツールで環境整備
次に、自宅でテレワークを進めるために必要な準備についてご説明します。
まず、インターネット環境を整えることから始めてみましょう。
パソコンやタブレット・スマートフォンなどの端末、オンライン会議を可能にするための通信・ビデオなどのツールで環境を整えることが必要になります。
これらの機材を用いてICT環境を構築するためには、大きく分けて4つの方式があります。
1)オフィスのデスクトップ環境を自宅で遠隔によって閲覧・操作するリモートデスクトップ式
2)デスクトップ情報をサーバーに集約し、自宅のパソコンからサーバー上のデスクトップに遠隔してログインする仮想デスクトップ式
3)Web上のクラウド型アプリにアクセスすることによって、自宅に限らず作業できるクラウド型アプ方式
4)VPN経由により会社のパソコンを自宅に持ち込んで業務を行う、会社パソコンの持ち帰り方式
この4つの方式のうち、それぞれの方式に適した通信環境を整えることが必要です。
また、チームとして連携できるように、電話やFAXなど情報を共有できる環境を整えておくことも重要です。
03plusなら会社の電話も自宅でとれる
ここで、注意したいのが、ICTと電話やFAXとの関係についてです。
自宅でのテレワークを行うためには、端末を用意してインターネットの通信環境を整えることが大前提です。
しかし、それだけでは社員が自宅で働くことはできても、会社にかかってきた電話やFAXに対応することができません。
これを可能とするためには、通信環境を整えることに加えて、電話回線などを引いて電話やFAXを転送させる必要があります。
そこで、電話回線を新たに引く必要がなく、自宅のテレワークでも会社の電話を取れるサービス「03plus」がオススメです。
03plusとは
「03plus」とは、固定電話番号をスマートフォンで便利に、そして安く使えるサービスのことです。
この「03plus」は、他のICTサービスと連携させることで、自宅でのテレワーク業務における電話に関するさまざまな課題を解決することができます。
たとえば、固定電話の回線は持ち運ぶことができないため、電話がかかってくることの多い会社では、電話対応をどうするかは課題となっていました。
しかし、既に持っている会社の電話番号を「03plus」を経由させれば、自宅でテレワークをしている社員も電話を受けることができます。
複数人での電話対応
「03plus」の最大の特徴は、自宅でテレワークをしている際に、複数人で電話に対応できるという点です。
一般的な転送機能は、転送先としてしてできるのは1つの番号のみであったため、1人しか対応できませんでした。
担当者が自宅でテレワークをしている間は対応できますが、担当者以外には転送されないため、転送を受ける社員に負担が偏ってしまったり、各電話について担当者へ取り次ぐ場合に不便だったりと、問題を抱えていました。
ところが、「03plus」に登録しておけば、転送電話サービスと「03plus」の代表番号、および複数のIDとを組み合わせることによって、複数人が転送電話機能を利用して電話に対応することができます。
つまり、部門全員がいつでも自宅で会社の電話やFAXを受信できるのです。
番号ポータビリティで番号そのままも可能
この「03plus」は、既存の電話番号から番号を変えずに移行することができます。
イメージとしては携帯電話におけるMNP(番号ポータビリティ)と同じで、固定電話の場合は「LNP」と呼ばれます。
これにより、会社の電話番号を変えることなくスムーズに03plusを利用する体制へと移行できるため、取引先の企業への番号変更のお知らせなどは全く不要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今後、日本の社会は少子高齢化が進み、ますますダイバーシティが推進されていくでしょう。
そんな社会情勢下では、自宅でのテレワークによって「働ける時に働ける人が出来ることする」というワークスタイルが、増えていくことでしょう。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの企業がさらに自宅でのテレワークを推進するきっかけになるかもしれません。
そんなとき、自宅でテレワークをしながら、会社の電話やFAXを複数人で受信できる「03plus」を導入すれば、スムーズに業務を進めることができます。
新型コロナウイルスが収束した後も、多様化が進む日本の社会を見据えて、「03plus」の導入をおすすめします。
会社の固定電話を転送して、テレワークで活用する方法については、以下の記事もおすすめです。