Slackはシンプルな画面で簡単に操作できることから、多くの企業で使われているチャットツールです。電話代行サービスの導入を検討する際に、代行サービスからの通知を「Slackで受け取りたい」という企業も多いのではないでしょうか。
今回は、電話代行のSlack通知とはどのようなものなのか、Slackへの通知が可能な人気の電話代行サービスについて解説します。
目次
電話代行サービスの「Slack通知」とは?
電話代行サービスでは、受電内容をSlackに通知するというサービスを提供しているところもあります。
そもそも電話代行サービスとは、自社の従業員の代わりに、外部のオペレーターが会社にかかってきた電話の一次対応をし、その内容を従業員に報告するというサービスです。電話の一次対応を行ってくれるため、従業員は業務に集中できて生産性を高められます。また、電話業務のために人員を割く必要がなくなるため、人件費を始めとしたコスト削減を実現可能です。顧客からすると、教育を受けたオペレーターによるスムーズな対応を受けられるため、満足度を高めてくれるサービスです。
そんな電話代行サービスでは、受電内容の従業員への報告を、社内で普段使用しているツールで行ってくれます。例えば、自社でSlackを使用している場合、電話代行サービスが対応しているのであれば、Slackに報告通知をしてくれるというわけです。従業員も使い慣れたツールに報告がくるので、スムーズにその内容を確認できます。
Slackに電話内容が通知される流れ
電話代行サービスでSlackに受電内容が通知される流れについて簡単にご説明します。
まず、顧客から会社にかかってきた電話に、オペレーターが対応します。その後、オペレーターは顧客からヒアリングした内容を分かりやすくテキスト化します。テキスト化されたデータは、事前に設定した任意のSlackチャンネルにリアルタイムで投稿され、従業員が確認できるようになります。Slackに投稿された受電内容を見て、必要があれば従業員は折り返し電話を行います。
上記のような形で、Slackに内容が通知されます。
もちろん、電話代行サービスによっては、Slack以外のツールにも対応しているところがあります。電話代行サービスを導入する際には、自社ですでに使用しているツールを利用可能かどうか確認しましょう。
電話代行の内容をSlackで通知してもらうメリット
自社でSlackを使っているならば、電話代行サービスでもぜひSlackを活用しましょう。情報共有のスピードアップや見逃し防止などを実現できるためです。以下で、電話代行の内容をSlackで通知してもらうメリットをいくつか解説していきます。
情報共有のスピードが上がる
受電内容をSlackに通知してもらうことで、情報共有がスピーディーになります。
Slackを利用して任意のチャンネルに通知を行えば、関係する従業員はすぐにその内容を確認できます。普段使っているツールだからこそ、簡単に確認にいけることがメリットとなるのです。関係者全員がすぐにチェックできれば、通知が届いた際にもしメインの担当者が不在であったとしても、他の従業員がカバーすることもできます。
Slackそのものがシンプルな画面で操作もしやすいため、慣れれば簡単に利用できる点も、スピード感ある情報共有につながっています。
メンション機能で見逃しを防げる
Slackを活用すれば、通知の見逃しも防ぎやすくなります。
Slackならば、メンション機能により、必要な従業員宛てに通知を届けることができます。通知がきたことがすぐに分かるため、従業員もそれを見逃すリスクを抑えられます。
メールでの通知の場合も、適切にメールの整理が行われていれば、見逃しのリスクは低減できるでしょう。しかし、社内外の連絡を全てSlackで行っている企業の場合は、メールよりもSlackでの通知が行われた方が、見逃しのリスクは抑えられるでしょう。
さまざまなデバイスからチェックできる
Slackは複数のデバイスで使えるため、チェックするのも簡単です。
Slackはスマホ、パソコン、タブレットなどさまざまなデバイスで利用できます。そのため、社内にいる従業員だけでなく、外出先でもスマホで通知をチェックすることが可能です。いつでもどこでも受電内容を確認できることから、必要な要件に対してスムーズに折り返し電話できます。
業務効率化を図れることはもちろん、スムーズな電話対応により顧客満足度や企業の信頼度向上に役立つことでしょう。
過去の記録も見返しやすい
Slackならば、過去の通知も簡単に見返せる点も大きなメリットです。
Slackはこれまで送られてきた過去の通知もすぐに見返すことができます。スクロールによって時系列で確認できるため、いつの通知なのか、通知の流れなどを知ることも可能です。また、重要な過去のメッセージに直接リンクを貼り付けて、チャンネル内の従業員に情報共有するといった使い方もできます。
受電内容の見逃し防止はもちろん、過去の情報を踏まえた上での折り返し電話なども行えるため、便利に活用できることでしょう。
Slack通知を利用できる電話代行サービス4選
電話代行サービスは多くの会社が提供しているため、どれを選んだら良いか迷ってしまう場合もあるでしょう。
以下では、Slack通知を利用できる電話代行サービスをご紹介します。「自社でSlackを使っているので活用したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
fondesk
fondeskは株式会社うるるの電話代行サービスです。累計対応件数600万件以上、4,000社以上の実績を誇り、信頼性があります。WEB申し込みで5分ほどの手続きによって、当日から利用できるため、スピーディーな点が特徴です。基本料金は月額10,000円で、月51コール以降は、1コールあたり200円の従量課金となります。
受電内容はSlackを始め、さまざまなチャットツールに通知されますので、自社で使っているものに合わせて選べます。また、複数の通知先も指定可能です。
14日間の無料トライアルがありますので、使用感などを事前に確かめてみるのも良いでしょう。
CUBE電話代行サービス
CUBE電話代行サービスは株式会社大阪エル・シー・センターの電話代行サービスで、創業22年で導入実績6,000社以上、継続率99.2%と、実績と信頼性の高いサービスです。Slackと連携させる手続きはメールだけでOKなので、手軽に利用開始できます。
オペレーターは社内外で1,020時間以上の研修を受けており、電話対応のスペシャリストです。その高い対応品質で、新規顧客を逃さず、既存顧客を放さないことをサービスのモットーにしています。月50コールで月額10,000円からのシンプルプランもあり、高品質ながら比較的リーズナブルであることも特徴です。
英語対応プランやスポットで利用できる短期利用などもあり、便利に活用できそうです。サービス保証制度が導入されていますので、利用してみたものの効果が感じられなかったという場合は、全額返金されます。
電話代行サービス株式会社
電話代行サービス株式会社は24時間365日対応できる電話代行サービスです。夜間・休日対応が必要な企業の利用に向いています。
電話代行サービス株式会社は、電話代行業界で初のオーダーメイド型プランを用意しています。自社の業種や経営方針、利用目的などに合わせて、使いやすいようにカスタマイズすることが可能です。料金はカスタムされた内容に応じて決定しますので、無駄がありません。
30年以上の蓄積されたノウハウによって教育を受けたオペレーターが対応しますので、品質も申し分ありません。独自の評価制度や顧客満足管理システムで、さらなるサービス向上をしています。
受電内容の報告はさまざまなツールを選択可能です。Slackを始め、企業でよく使われているツールに対応していますので、自社に合うものを選びましょう。
株式会社ビジネスアシスト
株式会社ビジネスアシストは業種や企業の目的に柔軟に対応し、高品質なサービスを提供している電話代行サービスです。
弁護士を始めとした士業はもちろん、ITベンチャーなどにも対応しており、専門性や信頼性が求められる電話対応も行えます。また、企業のカラーに合わせて礼儀正しく、時にはフレンドリーに対応することもでき、柔軟な対応力に定評があります。このような特徴から、他社から乗り換えてくるケースも少なくないようです。
また、電話対応の品質を向上させるため、電話対応の内容は全てチームで共有し、依頼企業に合わせてマニュアルを常にアップデートしています。そのため継続利用するほど、よりマッチングしていくのが特徴です。迷惑電話や営業電話のフィルタリングも行ってくれるため、従業員は業務に集中できるようになります。
受電内容の報告にはSlackを利用でき、共有チャンネルやダイレクトメッセージなどを活用できます。過去の履歴確認や見逃し防止などに役立つことでしょう。また、Slackを通して、ビジネスアシストへの連絡もでき、リアルタイムで指示を送れる点も大きな特徴です。
料金はライトプランで月60コール22,000円からです。
03plusの「留守レポ」はSlack通知も可能な新しい電話代行サービス!
03plusの留守レポは、Slackを始めさまざまなチャットツールで通知を行える、新しい電話代行サービスです。ここまでにご紹介してきた電話代行サービスとは異なる留守レポの特徴や対応ツール、料金について解説します。
Slackにも対応!電話代行に代わる「03plus留守レポ」について詳しくはこちら
「留守レポ」が他の電話代行と異なるポイント
電話代行サービスは、自社の従業員の代わりに、外部のオペレーターが電話の一次対応をしてくれるサービスです。受電内容はテキスト化されてSlackなどに報告されます。
一方、03plusの留守レポは、オペレーターではなく自動音声により電話の一次対応をするサービスです。自動音声により顧客へ用件の録音を促し、その録音内容を自動でテキスト化します。テキストデータはSlackをはじめとするチャットツールなどに送信され、従業員はそれを確認後、必要があれば折り返し電話を行えます。電話代行のように第三者を介することがありませんので、一定の対応品質を保てるほか、情報漏洩リスクがないという特徴があります。
他にも、留守レポが電話代行サービスと異なる点として、かかるコストがあげられます。詳しくは後述しますが、一般的な電話代行サービスの半額程度で利用できます。
Slackのほかさまざまなビジネスツールに対応
留守レポは受電内容の報告先として、Slackの他にもさまざまなツールに対応しています。
Teams、Chatwork、LINEなどを利用でき、Eメールも選択可能です。複数設定すればそれぞれのチャットツールに同時に通知が届きます。自社で使っているチャットツールに合わせ、最適なものを利用できるのが留守レポの特徴です。
ちなみに、連携先を設定しない場合は03plusのアプリ内のみに報告通知が届きます。
留守レポは価格もリーズナブル!
留守レポは自動音声により電話の一次対応を行い、さまざまなチャットツールに受電内容の報告を行えます。機能面で申し分ないだけでなく、価格がリーズナブルである点も大きな特徴です。
留守レポは、月100コール月額4,280円で利用できます。これは一般的な電話代行サービスの半額程度です。WEB電話帳・IVR(自動音声応答)・時間外アナウンスといった電話業務効率化機能と組み合わせても、月額9,430円なので、留守レポはリーズナブルなサービスといえるでしょう。また、電話代行サービスは受電ごとに転送料金がかかりますが、留守レポは03plusのシステム内で完結しますので、転送料金がかかりません。
電話業務にかかっていたコストを削減したいという企業にとって、留守レポは大きな貢献をするツールとなります。ぜひ導入をご検討ください。
【Slackにも対応!】電話代行に代わる「03plus留守レポ」について詳しくはこちら
まとめ
今回は、Slackに受電内容を通知できる電話代行サービスについて解説しました。
Slackは多くの企業で導入されているチャットツールです。そのため、電話代行サービスもSlackに対応しているところを探している企業は多いようです。受電内容の報告にSlackを活用すれば、出先でもリアルタイムで確認でき、見逃し防止に役立ちます。自社でSlackを使っているのであれば、利用を検討してみても良いでしょう。
Slackを使えてリーズナブルに電話の一次対応ができるサービスを探している、という場合は03plusの留守レポがおすすめです。留守レポは月額費用が一般的な電話代行サービスの半額程度で、転送費用もかかりません。便利な機能と組み合わせることもできますので、ぜひご検討ください。