基本ガイド

代表電話とは?

本サービスには、代表番号とID(直通番号)の2つの種類の電話番号があります。

代表番号とは複数の端末(電話機)で同時に着信、発信行うことができる電話番号です。これは主に会社を代表する番号としての利用を想定しており、会社の封筒や会社案内などに記載していただくものとなります。応答する場合は「はい、○○会社です。」と会社名で答える場合に利用します。

ID(基本ID、追加ID)は、1台の端末を利用する際に1つ必要になるものとなり、その端末に対してのみ着信し、その端末からのみ発信が可能な直通番号が付属しています。1つのIDを同時に複数の端末でご利用いただくことはできません。

IDを複数ご契約いただいた場合、1契約につき、通常、3個までの代表番号の取得ができます。業務ごとに対応する部署、窓口などをグループで分けて利用する場合に、複数の代表番号をご利用いただくかたちになります。ユーザーサポートの窓口、応答例で示すと、「○○会社、サポートセンターです。」となります。

※代表番号の上限は、基本ID+追加IDと同数まで追加可能ですが、3個を超える場合、ご利用用途をお申し出いただく必要がございます。ご利用用途によってお断りする場合がございます。

※代表番号の最大同時通話数(チャンネル数)は、基本ID+追加IDと同数までとなります。

代表番号

※注意:固定電話機とスマホアプリを同時に着信すると設定した場合でも着信時は固定電話機が優先されます。固定電話機への着信をオフにするか、アプリを前面に起動していない場合は、アプリに着信することはありません(ログインしている端末にのみ着信します)。着信があることを固定電話機の呼出音で確認できた場合、スマートフォンアプリを起動することによって割込みで応答することは可能です。

代表番号を持つと、こんな便利になります。(代表番号+直通番号)

スマートフォンの場合、代表番号を取得した場合は、03plusアプリ内で代表番号と直通番号で複数の発着信が可能になります。

会社の担当として利用したい場合は直通番号を利用する。会社やグループの一員として利用したい場合は、代表番号を利用します。

代表番号

ID(直通番号)とは?

IDとは、電話アプリや固定電話機などのご利用端末1台ごとに必要とされるもので、IDにはすべて専用の直通番号がついています。また、その電話番号をIDコードとして利用しています。もちろん電話番号としての利用ができます。(直通番号は、その端末での発信、着信のみとなります。複数端末で共通した電話番号を利用したい場合は、代表番号をご契約いただくかたちになります。)

最初に発行されるIDを基本IDと呼びます。基本IDは、お客様の登録所在地などの情報に紐づいています。

例えば、ご契約時に埼玉のご住所でご登録いただいた場合、その基本IDのご契約では、東京03番号は取得できません。

基本IDは、1つのIDですので、1台の端末でのみのご利用となります。複数の端末でご利用いただく場合は、追加IDを必要な分だけ取得する必要があります。基本ID、追加IDの総数が、最大同時通話数になります。

代表番号を取得してご利用いただいている場合は、直通番号の利用するかしないかは自由ですが、直通番号はスマホの電話アプリとして利用することで、所持している個人の専用電話番号となります。携帯番号と同じ扱いで、携帯電話の2台持ちのような事を1台で利用することが可能になります。例えば、090(携帯電話)で着信したらプライベート用として電話に出ますが、03(直通番号)で着信したら仕事用として電話にでるように1台で使い分けが可能です。プライベートな電話番号を相手に伝えなくともよくなります。通話料の支払いも携帯電話会社ととは別に直通番号分として請求されるので、通信費などの経費を会社負担にすることが可能になります。また、直通番号は、会社の電話であってもスマホアプリの場合は、他人が利用できないため、代表番号とは異なる性質を持っています。通話相手に自分にだけ電話がほしい時だけ、この直通番号から発信すると相手にはこの番号が表示され、リダイヤルされた場合、自分だけに着信します。

基本ID・追加ID

専用IP電話機[電話利用の頻度が多い方向けの固定電話機]

常時在籍していて、電話を頻繁に使用する業務の方向けに固定電話機(専用IP電話機)を用意しています。専用IP電話機は本サービス専用に設定された固定電話機です。インターネットを経由して本サービスのクラウドPBXという電話交換機に接続されます。

従来のビジネスフォンでいう、親機としての役割で、着信をメインとして利用すると便利です。なお、この例えで表現すると、スマホの電話アプリは子機の扱いとなります。もちろん、従来のビジネスフォンと同様のパーク保留や内線電話もスマートフォンとの間で利用できます。

米国Grandstream Networks, Inc.(グランドストリーム ネットワークス)社のものと、日本のPanasonic(パナソニック)社製のものの2種類をご利用いただくことが可能です。お客様の設定情報をインストールして出荷します。どちらもPOE電源で作動します。(POE電源を使用する場合は、別途POE給電可能なHUB等をご用意いただく必要がございます。Panasonic社製をご利用の場合は、ACアダプタは付属しませんので、PoE電源が必要となります。)

取付は、電源とインターネット環境の有線LANに挿すだけで開通します。有線LANのご用意があれば、工事を必要としません。(※DHCPでIPアドレスが割り当てられることが必要となります。)

鳴り分けや発信元番号などの設定変更は、Web上の管理画面から行うことができます。

専用IP電話機

Granstream製

Panasonic製

外観

Granstream製

Granstream製

GXP1628

Panasonic製

Panasonic製

KX-HDV230N

価格

Granstream製

Granstream製

買取:9,800円(税抜)

レンタル:1,200円(税抜)/月

利用料:500円(税抜)/月

Panasonic製

Panasonic製

買取:24,800円(税抜)

レンタル:2,980円(税抜)/月※

利用料:500円(税抜)/月

電源

Granstream製

Granstream製

AC電源、PoE給電(IEEE802.3af準拠)

Panasonic製

Panasonic製

AC電源、PoE給電(IEEE802.3af準拠)

付属品

Granstream製

Granstream製

ACアダプタ

Panasonic製

Panasonic製

なし

備考

Granstream製

Granstream製

Panasonic製

Panasonic製

PoE HUB(4port)8,000円(税抜)をご購入いただかない場合は、別途PoE給電可能はHUB等をご用意ください。

※Panasonic製をレンタルでご利用いただく場合の最低利用期間は6ヶ月間となります。6ヶ月以内にご解約いただいた場合は、24,800円-(2,980円×支払月)分をお支払いただくかたちになります。

宅内機器(アダプタ)[複合機やFAX受送信機を利用したい方向け]

宅内機器(アダプタ)は、お客様がご用意されたFAX機器・複合機を接続する場合に利用していただく機器です。

通常のFAX機器は、電話回線(アナログ)に接続します。宅内機器(アダプタ)は、インターネット環境の有線LANから電話回線(アナログ回線)に変換する機器となり、ご利用いただくことで、FAXの送受信が可能となります。有線LANのご用意があれば、工事を必要としません。(※DHCPでIPアドレスが割り当てられることが必要となります。)

また、この機器は通常の家庭用のアナログ電話機の接続も可能ですので、電話とFAXの一体型タイプの機器にもご利用いただけます。ご利用いただく場合に特別な操作は必要ありません。(一部複合機では接続時に設定の変更を行っていただく必要がある場合がございます。)

※アナログ回線接続以外のFAX機、電話機等ではご利用いただくことはできません。

なお、FAXの受信については、FAX機不要のクラウドFAXもオプションでご用意しております。FAXの送信を必要としない場合は、そちらもご検討ください。

宅内機器(アダプタ)
※記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。なお本文中では、TM 、(R)マークは明記しておりません。